秋のＧＩ第１弾である。外国馬がいれば「香港馬は買い、ヨーロッパ馬で直線でしか実績のない馬は消し」と割りとわかりやすい予想が立てられるのだが（外国馬がいた方がむしろわかりやすいという珍しいレースである）、今年は日本馬だけの戦いである。

　さて、このスプリンターズＳというレースは逃げ残りが多いレースである。逃げ馬ビービーガルダンの粘りこみに期待して本命としよう。キーンランドＣこそタニノマティーニに出し抜かれたが、その前までは３連勝。芝1200mでは[5,3,1,1]と安定した実績がある。また、父チーフベアハート産駒は単勝・複勝回収率が高い馬である。古馬になり一度勝てなくなるとなかなか復帰しない傾向にあるが、ビービーガルダンの場合は近走成績を見ていても今がピークの買い時である。

　スプリンターズＳは人気どころが好走する傾向にあるので、相手にも有力どころを指名しよう。セントウルＳ勝ち馬のカノヤザクラ、函館スプリントＳの覇者キンシャサノキセキ、高松宮記念の覇者ファイングレインといったところが狙い。１番人気となるであろうスリープレスナイトは橋口厩舎＆上村騎手という２着が得意な組み合わせなので、馬単の紐とする。