昨年こそ１、２番人気で決まったが、軽ハンデ馬の好走も目立つレースである。ただし、過去に穴を開けた馬を見ても後に春天を勝つことになるイングランディーレの様な長距離適性のある馬が多く、適性は無視できない。3400mという特殊な距離で行なわれるので適性は重要なのである。

　本命はエーシンダードマン。前走は準オープンでも勝てなかった（３着）ために、ハンデは53kgと手ごろである。しかし、父ダンスインザダークの産駒はこのレースを初めとして長距離戦と相性がよい。前走も敗れたとはいえ勝ち馬との差は0.1秒差。昨年のこのレースには1000万条件すら勝てない状態で出走し、４着だった。今年は準オープンで好走するぐらい成長はしたがハンデは据え置きの53kg。昨年よりも充実しているのに斤量は変わらないのだから今年は狙い目だろう。鞍上に内田博を起用してきているところもポイントが高い。

　対抗は母父リアルシャダイを持ち、菊花賞、ステイヤーズＳと長距離重賞で２着に健闘したフローテーション。長距離適性、実績を考えるとこの馬がナンバーワンだろう。トップハンデでおそらく１番人気だが、馬の能力を考えると押さえておきたい。

　その他では多くの馬にチャンスがありそうなハンデ戦だけに本命馬から手広く流しておく。