かつては荒れていたイメージもあったのだが、最近10年間の傾向を見ていると１番人気馬が[5,2,2,1]と好走するレースである。１番人気が「まともな馬」ならまず間違いなく馬券になる。有力馬がチューリップ賞に出走する中、１頭だけ強い馬がこちらを選び、他は500万も勝てない様な馬、というメンバー構成になりやすいからだ。

　今年はまさに「強い馬１頭＋500満万も勝てないその他大勢」のパターンである。つまり、１番人気の馬ディアジーナの信頼性は極めて高い。クイーンカップを勝っているという実績はここではずば抜けている。狙わないという手はないだろう。桜花賞出走権の枠は１つではなく３つあるので、その他の馬は残る２つを狙って出てきているだけである。

　問題は相手である。ディアジーナの単勝だけなら儲からないし、どうにか相手を絞り込む必要がある。相手にはショウサンウルルがいいだろう。１戦１勝で底を見せていないところが心強い。しかもそのデビュー戦は４馬身差の圧勝。ただし、そのレースは芝ではなくダートであるということが気がかりだが、もともとフラワーカップはパワーの要るレースでありダートで実績のある馬の活躍が目立つ。１頭以外はドングリの背比べ状態なので「未知の魅力」を買ってショウサンウルルを狙ってみよう。