富士Ｓの正式名称は「サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス」だそうである。日本の象徴である富士といういかにも日本的な日本人の心に響く名前のレースが、サウジアラビアという国の名前を冠しているのはイカガナモノカと思うのは私だけだろうか？

　さて、このレースは京成杯オータムハンデの上位馬が優勢な傾向にあるのだが、その中でも勝ち馬であるザレマを本命とする。前走は牝馬であることを考慮すると特に斤量に恵まれた勝利ではなく正真正銘の実力が勝った勝利だった。また、夏から順調に使われて来ているというのも好材料である。鞍上が内田博騎手であるということも魅力的だ。過去の成績からマイルがベストであり、ここでも好勝負できるだろう。

　対抗は昨年の勝ち馬サイレントプライド。前走の京成杯ＡＨも斤量に泣かされたが差の無い５着だった。別定戦の今回はチャンスである。その他では重賞３着かオープン勝ちのある馬が強いのでそのような馬を狙ってみる。ただし、３歳馬は富士ステークスでは３着に来ることはあるものの苦戦傾向にあるため除く。３歳馬を切るとザレマ以外の人気馬を切ることになるため、軸はそこそこ人気の馬とはいえ手広く流しても儲けは出る。

　それからマイネルスケルティという馬がオモシロイ。ここ２戦続けて３着。３歳の時から３着が多かった馬である。重賞でも３着、オープン特別でも３着。相手が強くても弱くても３着。ダートに回っても３着を記録したことがある。そんな馬がここに来て２戦連続３着と「本領を発揮」しているので、３連単３着付けで狙ってみよう。