ローカルの牝馬限定重賞ということで荒れるムードがぷんぷん漂っている。別定戦だがハンデ戦並みに斤量に差のつく条件の別定戦である。ハンデ戦の場合ハンデキャッパーが認めた実力通りの斤量を背負うこととなるが、このような別定戦では機械的に斤量が決められるため、実力はあるが斤量は軽いという例も出てくる（もちろんその逆も然り）。そういった実力の割りに軽斤量な馬を狙っていけばよい。実際、過去の傾向を見ると斤量54kg以下の馬の活躍が目立つ。単なるハンデ戦以上に軽斤量馬の好走確率が高い「極端な別定」戦なのである。

　本命はメジロフォーナ。1000万を勝ち上がったばかりだが、それ故に斤量は軽い。特に牝馬の場合は格よりも調子や勢いが重要であるので、前走を勝って勢いに乗るメジロフォーナが狙い目である。格下感があるためそれほど人気にもならないだろうが、54kgなら上位に割り込む余地は十分にある。

　逆に斤量が重すぎるために消すべきなのがサンレイジャスパー。過去の実績があるせいで58kgという酷な斤量を背負わされているが、既に７歳で全盛期の力はなくなっているのに58kgではまずこないだろうから消し。これがハンデ戦ならもうちょっと軽い斤量で出走できたのだと思われるが。ほぼ総流しを考えているが、この馬だけは来そうに無いので消すことにする。