本命はダービー５着の青葉賞勝ち馬アプレザンレーヴ。内田博騎手が乗りに来ているというのが魅力である。中山で行われるオールカマーに１年以上の間隔が開いているものの前走自身が騎乗して宝塚記念を征したエイシンデピュティが出走するというのに、ウチパクが阪神に乗りに来てるんだからは期待度大である。エイシンデピュティに乗らずにこちらを選んだのだから勝負がかりに違いない。

　対抗は皐月賞馬アンライバルド。ダービーの惨敗は度外視しよう。今年のダービーはグレード制導入後初と言っていい超不良馬場のダービーであり、過去のデータから神戸新聞杯はダービー上位組が優勢と言っても今年は例年のデータは使えないと思っていい。田んぼの中でレースをやっていたような超不良馬場のダービーは参考外だ。

　むしろダービー上位組(２，３着)は過大評価しない方がいいだろう。過去の傾向からは確かにダービー上位馬は強いのだが、今年に限って言えば当てにならない。その割りに人気になっているので、ダービー上位のリーチザクラウンとアントニオバローズは消しである。２、３着といっても勝ち馬に大きく離されてなおかつ４着以下とはさほど差がなかったわけだしね。

　３番手評価は重賞３着続きのトップカミング。ここでも３着という恐れもあるのだが、まだ1000万条件の馬なので収得賞金の関係上賞金を加算しておきたいところだろう。重賞で何度も３着できる実力がある馬なので、今後に備えてここで賞金を加算しに来るとみた。

　その他ではトライアンフマーチ、セイウンワンダーという皐月賞上位組を狙う。不良馬場で行われたダービーよりも良馬場で行われた皐月賞の上位馬の方があてになるだろう。