かつては堅めのレースだったのだが、それは別定戦だった頃の話。ヴィクトリアマイルが新設されて有力牝馬がそちらに周りこの時期を休養に当てることになったとともにハンデ戦となり、荒れムードたっぷりの重賞となった。実際ハンデ戦になってからの３年間は荒れ模様である。昨年は馬連７万馬券の大波乱だったし。

　ハンデ的に斤量が55kg以上の馬はまず来ない。今年も有力馬の多くが55kg以上なのだが、その様な馬はここでは「消し」。斤量54kg以下の馬の中から狙っていこう。

　本命は逃げると思われるコスモプラチナ。宮厩舎の２頭出しの一角である。２頭出しするほど厩舎としては勝負がかりなのであろう。また、和田騎手を逃げ馬に乗せたら人気の有無に関係なく好走することが多いというのも強みだ。もともと阪神芝2000mは逃げ・先行馬が残りやすい上に開幕週と来ている。そしてコスモプラチナは１枠という逃げ馬にとって絶好の枠を手に入れた。この絶好の機会をモノにするような好走に期待しよう。

　相手は手広く行こう。私の予想では「手広く」という表現をすると、人気どころ・有力どころに手広く流していることが多いのだが、今回は大荒れの可能性も有りと読んでいるので、人気が無いというかハンデの軽い馬を中心に流す。55kg以上の馬は来たためしが無いので「消し」にして、54kg以下の斤量の馬に手広く流すこととする。