レース条件はしばらく変わっていないにもかかわらず、荒れたり堅かったり傾向がつかみにくい重賞であるが、昨年の覇者ローレルゲレイロを本命とする。昨年は６番人気でこのレースを制覇。相手にはもっと人気の無いリキッドノーツが突っ込んできて馬連４万馬券の波乱だった。しかし、今年は人気が割れているものの、ともすればローレルゲレイロが押し出されて１番人気になりそうな勢い。昨年ほどにはおいしくないが、このコースはＧＩ２着もあるなど得意としており、キングヘイロー産駒はベタ買いしていてもプラスになる種牡馬なので黙って買っておいた方がよいだろう。特に不安材料が無いし、人気も極端にかぶっているわけでもないのでローレルゲレイロを本命とする。

　相手筆頭はペリエを起用してきて勝負がかりと思われるファストロック。前走準オープン勝ちからいきなり別定重賞への挑戦だが、勢いは捨てがたいし府中に勝負をかける藤沢和厩舎の馬である。府中に開催が変わるのを待ってましたと言うようにペリエを起用して勝負をかけている今回は買いである。それに府中の開幕週は騎手が長い直線に慣れておらず、差し・追い込み馬の騎手が仕掛けのタイミングを誤ることが多いため逃げが決まりやすい。まんまと逃げ切ってしまう可能性がある。

　その他では鞍上を武豊に変えてきた皐月賞２着馬タケミカヅチが狙える。別に「タケ」ミカヅチに武が乗るからというシャレで買うわけではない。実績のある馬だし、ヨシトミ→武豊の乗り変わりがプラスなので買いである。芝でも走れる馬だし。

　もう１頭勢いと距離適性という観点から２連勝で京都金杯を勝ったタマモサポートを押さえておく。