荒れるハンデ戦である。こういうハンデ戦で穴を開けてくれる馬といえば軽ハンデの逃げ馬。今回は極端な軽ハンデの馬はいないが、手頃な斤量で逃げると思われるモエレビクトリーを本命とする。初重賞どころか初オープンとなった中山記念はＧIIでレベルが高く不良馬場だったことも災いしてか15着に敗退。しかし、出走馬のレベルも下がり斤量も手頃な今回は巻き返しがあるだろう。鞍上の的場勇人騎手は逃げ馬に乗せるとしぶとい騎手であり、また、自厩舎（父の厩舎）の馬に乗ってきた時は信頼のできる騎手である。また、前走の惨敗は負けてハンデを軽くしてハンデ戦の中京記念で勝負するという作戦とも考えられ、ここに勝負を賭けてきている可能性も高い。前走の惨敗は気にせずここで本命にしよう。

　荒れるハンデ戦だけにチャンスのある馬が多くほぼ全ての馬に流すが、２頭ほど消すこととする。レオマイスターとホッコーパドゥシャだ。２頭とも近走成績がパッとせず、また、差し馬であるが今回は差し馬に不利な内枠を引いてしまった。ハンデ戦ではあるものの不利な条件での戦いを強いられるこの２頭は来ないと判断し、消すこととする。