混戦模様でどの馬を軸にしようか迷ったが、府中の別定戦の割にはＧＩの谷間にあるＧIIIのせいか荒れ気味の傾向にあるので穴っぽいところを狙っていこう。

　本命はキャプテンベガ。昨年の３着馬である。昨年と同じ都大路Ｓからの臨戦過程だが、昨年の都大路Ｓで２着だったのに対し、今年は９着。これが人気を落としている要因となっている。しかし、母父トニービンという血統は直線の長い府中では魅力的であり、父サンデーサイレンスというのも今の府中の高速馬場に向いている血統である。そもそも母がベガで兄にアドマイヤベガ等がいる血統。重賞の一つぐらい勝ってもおかしくない血統だ。なかなか勝ち切れない馬で２着、３着が多いがメンバーの手頃な重賞であるここで重賞を勝っておきたいところだ。ただし、やはり２、３着が多い馬なので馬券的には馬連とワイドで勝負するが。

　相手はセイウンワンダー、シルポート、ゴールデンダリアといった有力どころを中心に手広く流す。最後まで取捨を迷ったのがトウショウウェイヴだ。府中の成績[6,4,1,3]というのが非常に魅力的なのだが、鞍上が中舘っていうのが消しの要素。府中での成績は全て吉田豊騎乗時のものだし、ローカル男が府中で重賞を勝つなんてイメージが浮かばない。中舘の競馬場別実績を見ても府中と淀では無条件で消していいぐらいの成績だし。というわけで迷った末に消すこととした。