東京芝1600mというとクセの無いコースであり、別定戦なら能力通りの結果になりやすいイメージがあるのだが、実はこの富士Ｓはハンデ戦並に荒れるレースである。というわけで穴を狙っていこう。

　過去の傾向からまずは消去法で馬を絞り込む。前走がＧＩやＧIIの馬は不振である。前走ＧＩ馬は過去10年で[1,0,3,23]と非常に成績が悪く、そのうち前走１桁着順の馬は[0,0,1,3]とまず来ない。前走ＧIIの馬も[1,2,0,19]と不振である。前走格上の馬は消すことにしよう。また、３歳馬は[1,0,4,32]と不振。３歳馬も消すこととする。これで１番人気のリルダヴァルは消すことができる。残った馬の中から明らかに格下なダンスインザモアとコスモヴァシュランも消して、残った馬で勝負。

　残った馬の中から軸とするのはキョウエイストーム。母父サンデーサイレンスの馬が３連勝中であり、今年の出走馬中唯一の母父サンデーのこの馬も期待できる。前走の京成杯は中山巧者からだという理由で本命にして２着に来たのだが、重賞で連対する勢いのある今なら東京でもやれる筈である。母父サンデーという血統面では有利なので今回も本命にしよう。人気にもなってないし。

　相手は先ほどの消去法で残った馬。印は馬連人気の無さそうな順に打った。マルタカエンペラー、マルカシェンク、テイエムアタック、リザーブカード、セイクリッドバレー、ダノンヨーヨー、スピリタスといったところが狙い。出遅れなければマルカシェンクで決まりなのだが、あの出遅れぐせでは軸にするのは怖いので相手として押さえておく。