本命は昨年の宝塚記念、有馬記念と連覇を遂げているドリームジャーニー。斤量的に59kgというのがネックだが、牡牝混合の古馬ＧＩを２勝しているというのは、このメンバーを見渡す限りずば抜けている。実力的に抜けていると思うのだが、人気はブエナビスタがかぶっている。牝馬のＧＩしか勝っていない馬と両グランプリを征している馬だとグランプリホースの方が格上だろうし、それでいて人気が（相対的に）無いのであれば本命として狙うしかないだろう。

　対抗はそのブエナビスタである。牝馬戦ながらＧＩ３勝プラス展開が異常だった秋華賞で実質勝った様な３着と優秀な成績を残しているし、牡馬が混じっても有馬記念で２着と牡馬に遜色のない活躍を見せている。ただし、人気があまりにも被りすぎなので２番手評価とした。

　上記２頭の力が抜けているようであるが、もう１頭ホクトスルタンを狙ってみよう。おそらく今回はハナを切るのはホクトスルタンである。逃げさせるとしぶとい面があり、安定感は無いが一発がある実力馬である。実力的に抜けた馬が２頭いるレースなので、後ろが牽制しあった場合逃げ粘ってしまうことが考えられるので押さえておこう。

　それ以外の馬では能力的にはジャガーメイルも連に絡めるだけの力はあると思うのだが、フレグモーネで先週出走取消をしていきなり今週出走してくるというのは、状態が万全ではない可能性が高い。というわけで見送っておく。

　馬券の狙い目はちょっと変則的に。ドリームジャーニー−ブエナビスタの馬連やブエナが頭の馬単はあまりに配当が安すぎて儲からないので、せっかく本命をドリームジャーニーにしたのだから、この２頭の組み合わせはドリームジャーニーが頭の馬単だけで狙う。そして、ホクトスルタン絡みの馬券は馬連でもそれなりに回収できるので馬連とする。○→◎で決まればハズレだが、○→▲や▲→○で決まれば的中という変則的な印と買い目だ。当てるということだけではなく儲けるということを考えるとこうなっちゃうんだよね。