先週のエリザベス女王杯は外国馬の圧勝だったが、今週のマイルＣＳにも外国馬が登場する。先週エリ女を勝ったスノーフェアリーは遠征実績は無く日本への適性も未知数だったが、今回出走するサプレザは昨年のこのレースで３着の実績のある馬だ。臨戦過程も昨年と一緒。２回目のマイルＣＳ出走であり、日本馬に確たるメンバーも居ないことから連に絡んでもおかしくない。しかし、このザプレザはヨーロッパではスミヨン騎手のお手馬である。そのスミヨンは日本に来ているにもかかわらず別の馬に乗る。４連勝中のダノンヨーヨーだ。デビュー以来11戦して連を外したのは２回であり、その２回も３着と４着という底を見せていない馬だ。前走は勢いで重賞富士Ｓを征したが、ＧＩでもその勢いが続くだろう。スミヨンがザプレザではなくダノンヨーヨーを選んだこともあり、本命としよう。

　対抗は２頭出しの池江厩舎からトゥザグローリー。父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーという良血だ。マイル戦はデビュー戦以来となるが、マイルでも通用すると思う。今回は鞍上をデムーロに変えて来たのも勝負がかりである証拠だろう。

　単穴として穴狙いでマイネルファルケを狙う。昨年の２着馬にもかかわらず全く人気になっていないのがおいしいところだ。マイネルの馬に松岡が乗れば強いし、勝てないまでも２着には結構来ている馬なので人気の盲点になっている。配当的妙味を考えて狙ってみよう。

　あとは前述のザプレザ、２頭出し池江厩舎の一角で３連勝中のゴールスキー、２頭出し音無厩舎の一角で桜花賞１着秋天４着の割には人気になっていないオウケンサクラを押さえておこう。