ローカルのハンデ戦の割には堅く収まるレースである。現在の左回りの新潟コースになってからは斤量53kg以下の馬は連に絡んでいない。2005年のプライマリーケア(52kg)の３着が最高である（しかもそれが唯一馬券になった軽斤量馬である）。ローカルのハンデ重賞と聞くと穴を狙いたくなるところだが、ここは堅めのところを狙っていこう。

　さて、このレースが行われる新潟芝外回り2000mというコースは過去３年の傾向を見ると母父トニービンという馬の活躍が非常に多い。向正面でも正面でも非常に長い直線であり、2000mのレースでありながらコーナーは２つしかない日本唯一のコースである。カーブは得意ではなく直線でこそ高いパフォーマンスを発揮できるトニービン向きのコースなのであろう。

　本命は母父トニービンのサニーサンデー。新潟は初見参だが直線の短い福島でも芝2000mの重賞を勝っているので、直線の長い新潟では更に活躍できるだろう。むしろ福島や中山よりも新潟や府中の方が向いていると思う。重賞実績があり能力的にも上位なので本命としよう。

　対抗はトリビュートソング。こちらも母父トニービンの馬である。デビュー以来常に掲示板には載っており、日経賞もマイネルキッツに0.3秒差に迫る５着。大崩はしないタイプの馬なのでここでも堅実に走ってくるだろう。新潟の芝外2000mで勝った実績があるというのも頼もしい。

　堅いところを狙うのであまり手を広げられないが、上記の２頭を抑えておけば十分だろう。馬連が本線だがワイドも押さえておこう。