昨年までなら中京のダート2300mで行われていたレースだが今年はその中京競馬場の改装工事のために京都で代替開催である。来年からは新生中京競馬場で行われるだろうがコース形態はおそらく以前と異なるだろう。そして、今回の東海Ｓは京都ダート1900mというあまり使われないようなコースで行われる。もともとコース設定はあったが冬季に芝のレースが積雪によりダート変更になった場合に使われるぐらいだったコースであり、普通のレースでも使われる様になったのはつい最近である。

　というわけで同じ京都の重賞であり先月行われたアンタレスＳでの活躍馬を中心に狙ってみよう。本命はアンタレスＳ２着（本レース出走メンバー中最先着）のナニハトモアレ。重賞で２連続連対中の割には人気がかぶっていないし、条件馬時代にこの京都ダート1900mのコースで勝っているのも魅力である。

　対抗はアンタレスＳこそ８着に敗れたものの、その前の京都ダート1900mのオープンレースであるアルデバランＳでレコード勝ちを修めているトランセンド。当日は重馬場となりそうだが、そのアルデバランＳも重馬場だった。重馬場に対する適性もあるので狙い目である。

　▲はアンタレスS３着でアルデバランＳ２着のフサイチセブン。その２つのレースの間には船橋に遠征してダイオライト記念を勝っており、勢いに乗っている。主戦騎手の内田博は府中で出走するため乗れないが、代わりに乗るのがウィリアムズ騎手なら遜色ないだろう。