ＪＲＡプレミアムレースということで普通のレースよりも当てたいレースである。当たればプレミアム分まで加味された配当を得ることができるが、外れたら何のプレミアも付かないのだから。

　さてＪＲＡの３歳ダート王決定戦ユニコーンＳであるが、この条件になってから９年間で１番人気の馬の成績は[5,2,0,2]。勝率も連対率も非常に高い。着外の２回のうち１回は休養明け（カフェオリンポス）、もう１回は初ダート（アエローザ）の馬が１番人気だった時である。１番人気の馬の臨戦過程が普通ならまず信用していいだろう。

　今年１番人気になりそうな馬はバーディバーディ。前日発売時点でダントツの人気である。前走は兵庫ＣＳを圧勝。芝・ダートを併用して使われているが、芝ではあまりいい成績は残していないものの、ダートはほぼ完璧な戦績である。５戦４勝２着１回で、その２着というのも勝ち馬にハナ差の惜敗である。特に不安材料はなく、信用していいだろう。

　問題は相手をどうするかだ。このレースにはダートで回収率が高い高期待値種牡馬サウスヴィグラスの産駒が２頭出走する。サウスヴィグラス産駒はダートではベタ買いしていればプラスの種牡馬なのだが、このレースが行われる東京ダート1600mコースでもベタ買いすればプラスの実績を残している。実力の割に人気にならないことが多いので、馬券的妙味が非常に高いのである。今回はダートでは牝馬限定戦ながら２戦無敗で完勝続きだが前走芝の重賞で惨敗して人気を下げているハニーメロンチャンと、前走芝のオープンで惨敗したがダートでは実績のあるホクセツキングオーの２頭が出走する。両頭ともダートでは実績があるが前走芝で惨敗して人気を落としている感じである。必要以上に人気を下げた今回がお買い時である。その父サウスヴィグラス母父サンデーサイレンスである２頭を抑えておこう。