堅いイメージのある重賞だが今年は雨が降る見込みで馬場状態も悪化しそうなので穴狙いで行ってみる。

　本命は中央移籍後初芝となるビッグバン。昨年の２歳路線は少なくともダート路線では地方馬の活躍が目立った。なにしろＮＡＲ年度代表馬に２歳馬ラブミーチャンが選出されるという「珍事」があったぐらいだから。ここで出走するビッグバンも元々はホッカイドウ競馬の所属で地方競馬で活躍してきた馬だ。道営デビューのグランド牧場の現３歳馬にはビッグバンの他にもナンテカ、ブンブイチドウ等の強い馬がいたのだが、他の２頭は南関に移籍し、中央に移籍してきたのはこのビッグバンである。この馬が中央に移籍したのは「芝で使いたいから」。それだけ期待が高いっということだろう。中央移籍初戦こそダートであり、環境の変化や道悪もあったのか９着に敗退しているが、新環境に慣れた現在なら上積みはあるだろうし、芝に変わることでの一変も期待できる。地方出身馬ということで格下に見られがちだが、現３歳世代はレベルが高いので狙ってみよう。ここで３着以内に入って皐月賞の権利が欲しいところだしここは本気で仕上げてくるだろう。

　対抗はラジオNIKKEI杯の勝ち馬ヴィクトワールピサ。人気になるだろうが実績ではナンバーワン。十分賞金が足りているのでここは余裕残しで臨むだろうが、実力のある馬なので侮れない。

　▲はトーセンアレス。この馬も初芝である。前走ヒヤシンスＳはビッグバンに先着しているし、鞍上が毎週のように重賞を勝ちまくる横山典弘なので狙ってみよう。血統的にはダートの方が合ってそうなのだが、ノリを乗せてくるということは勝負がかりだろう。父アドマイヤドンはこの時期には芝でも活躍していたし、芝が全くダメってことはないだろう。

　何かダート馬を中心の狙いとなってしまったが、馬場が重くなりそうだしそういう馬にも十分チャンスがあると思う。他にも本命馬から何頭かに流すこととする。