荒れるローカルハンデＧIIIである。今年は中京競馬場改装のため小倉競馬場での開催だ。ハンデ戦でよく穴を開けるのが「軽ハンデの逃げ馬」。前に行く斤量の軽い馬がそのまま下がること無く粘り込むことが多い。特に直線の短いローカルではその傾向が顕著である。

　本命はその「軽ハンデの逃げ馬」に該当するトゥニーポート。前走で準オープンを勝って勢いがある。また、酒井騎手が騎乗するというのも強み。酒井騎手はとにかくハンデ戦で穴を開けることが多い。地味な騎手だが体重が軽くて軽ハンデの馬にも乗れ、体重の軽い騎手の中ではかなり上手い騎手である。ＪＲＡ所属騎手で酒井より上手い騎手は体重の都合で軽ハンデ馬には乗れないと思ってよい。今回のトゥニーポートは最軽量の53kg。最軽量という割には極端に軽くはないが、ＪＲＡのハンデキャッパーはこの馬は能力的に他の馬とさほど違わないと思っているためだろう。「軽ハンデの逃げ馬」「軽ハンデの酒井」というハンデ戦での穴要素が揃ったトゥニーポートを本命としよう。

　相手はハンデ戦だけにどの馬にもチャンスがあるだろうから総流しとする。