久々の府中開催である。普通なら府中開幕初日といえば重賞は行なわれないのだが、今年は皐月賞がこの週の日曜に順延されて府中で行なわれるため、当初日曜日に予定されていたフローラＳが土曜日に移転して開幕即重賞となった。そのフローラＳはそして府中で行なわれるオークスのトライアルレースである。府中が得意な馬を中心に狙って行こう。

　というわけで本命はマイネイサベル。６戦して東京と新潟では全て連対、それ以外では全て馬券にならず。直線が長くて左回りの競馬場が得意なことが伺える。しかも父テレグノシスは東京コースが得意なトニービン産駒の中でも特に持続力勝負の馬である。長い直線が得意だということは血統からも裏付けられている。また、マイネルの馬に相性のいい松岡が乗っている時は基本的に「買い」なのでマイネイサベルを本命にしよう。

　相手筆頭はマヒナ。実質は２勝馬の様なものだが、500万条件で１位入線になった時に降着となているので１勝馬のままである。フラワーカップでも３着と重賞でも通用する。それだけの能力があるにもかかわらず収得賞金は400万円なのでここでオークスの権利を獲得しておきたいところだろう。ここは勝負がかりと見た。

　▲はマヒナと同じキャロットファームのピュアブリーゼ。500万条件で惜敗続きの馬である。大崩れしないタイプなので相手なりに走れるだろう。特に一口クラブの馬はＧＩに出走すると宣伝になるのでトライアルでは万全の仕上がりで出てくる可能性が高いので狙ってみよう。

　その他２頭出ししてきている角居厩舎のセレブリティ、リトルダーリン、母父トニービンのバウンシーチューン、良血馬アドマイヤセプターに流そう。

　人気のダンスファンタジアは過剰人気になりがちな馬であるが、オークスに出走する賞金が十分足りているのでここで無理に権利を取る必要もないので、今回は見送りとしよう。ここで負けてもオークス本番では狙うかもしれないが。