震災による競馬の中止によって１週延びてしかも場所が阪神競馬場に移しての開催である。桜花賞に向けては間隔が予定より１週詰まったが、桜花賞が行なわれる阪神競馬場での開催になったのは脚を測る上では逆によくなったのではないだろうか？

　本命は新潟２歳Ｓを勝ち、前走のクイーンＳでも２着のマイネイサベル。すでに賞金が足りているのに敢えてここに出てきたというのはやはりトニービン系種牡馬が得意と思われている新潟や東京コースだけではなく阪神競馬場での力も試しておきたいからだろう。桜花賞に向けての陣営の本気度が伺える。ラフィアンの馬に松岡が乗ってきた時は狙いの定石通り本命とする。阪神ＪＦも着順ほどには負けていないし、中山よりも直線の長い阪神外回りコースはこの馬には合っていると思う。

　対抗は１戦１勝でここを使ってきたサトノフォワード。ここで権利を確保しておきたいだろう。他の馬との勝負付けが済んでいない未知の魅力に期待しよう。

　▲はダートで２連勝中のトレンドハンター。父マンハッタンカフェはこのコースでの実績が良く、芝でも問題なく走れるだろう。

　その他新馬戦圧勝のサトノフローラ、新馬勝ちのアグネスタキオン産駒アフロディーテ、前走は１位入線も残念ながら降着だったマヒナを相手に流す。それから過去３年間で[4,2,0,6]で勝率33%、連対率に至っては50%という好相性の種牡馬ハーツクライ産駒のマリアビスティーも一発がありそうなので押さえておこう。