ハンデ戦でしかもＧＩシーズンに行われる裏開催ということで一線級の出走は皆無な難しいレースである。難しいからこそ荒れることが多いので穴を狙っていこう。

　本命はバウンシーチューン。51kgという軽ハンデの３歳馬である。このレースはここ５年で３回51kgの３歳馬が連対しており、このバウンシーチューンも穴を開けてくれることに期待が持てる。この日で新潟開催は10日目。今年は中京、福島が使えずに新潟での開催が多かった上に、芝が枯れていく季節なので芝コースの内側は荒れていて外を回して差してくる馬が有利となっている。特に新潟の外回りの場合は直線が長く差し・追い込み馬が有利だ。毎年この時期の福島は外から差してくる馬が狙い目だが、直線の長い新潟ならなおさら外差しは狙う価値があるだろう。バウンシーチューンといえば母父トニービンの差し馬。一瞬の切れ味こそないものの長く良い脚を持続させることができ、直線の長いコースに向いている。実際府中でＧIIフローラＳを勝っており、広くて長い直線のコースは得意である。軽い斤量も魅力的でありこの馬を軸に勝負しよう。

　相手筆頭はマイネイサベル。フローラＳではバウンシーチューンに負けているものの、秋はローズＳで２着と好走している。この馬も長い直線の得意なトニービンの孫であり、しかも新潟では２戦２勝。こちらを軸にしようかとも思ったが、秋初戦のバウンシーチューンに対して、おそらく秋華賞で勝負を賭けたお釣りでここに出してくるマイネイサベルなら前者の方が万全の仕上がりである確率が高いのでバウンシーチューンの方を本命とした。ただし、マイネイサベルも能力と適性の高さを考えるとＧIIIレベルなら十分通用する怖い存在だ。

　その他の馬にも手広く流そう。荒れるハンデ戦でどの馬が来てもおかしくないので馬券的には総流しで勝負。