今年は上位馬が拮抗していて混戦模様だが、このレースは過去10年で６番人気以下の馬が連に絡んだのは08年２着のベンチャーナインしかいない。５番人気も06年２着のトウショウシロッコしかおらず、堅い決着となることが多いレースである。今年の出走メンバーも上位が拮抗していて人気が割れているものの、上位陣のどれかで決まる可能性が非常に高いと思われる。強い馬は何頭もいるが、上位と下位の馬の実力差が激しいメンバーなので。というわけで上位人気陣を中心に狙っていこう。

　本命は牝馬ながらここに使ってきたヌーベルバーグ。牝馬なら先週のフェアリーＳ等他に使うレースがあるのに、敢えて強いメンバーがいるここで使ってきた。期待の素質馬であり、敢えて牡牝混合でレベルの高いここに使ってくるということは勝負がかりなのだろう。また、鞍上の松岡騎手はこの中山芝1600mコースを非常に得意としている。過去３年で勝率17.5%、連対率26.3%、単勝回収率193%、複勝回収率109%という「黙って買ってろ」と言わんばかりの好成績である。音無厩舎が２頭出しであり勝負がかりと思われる。厩舎の片割れノヴァグロリアには中舘騎手を起用してきており、ノヴァグロリアに逃げさせてペースを作り、ヌーベルバーグが差すという作戦なんだろう。

　人気どころで決まる可能性が高いので相手にも人気馬を狙っていこう。出世レース・エリカ賞快勝のスマートロビンを始めとして、逃げ粘りの可能性があるジャービス、重賞３着とこのメンバーでは実績上位のフェイトフルウォーに流す。