2011年10月23日(日) 5回京都6日目 15:40発走
11R 第72回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3000m 18頭立

 神戸新聞杯終了時から、阿寒湖特別勝ち馬でトライアル4着とマンハッタンカフェを彷彿させるようなステップのスマートロビンを本命にする予定だったのだが、残念ながら回避してしまった。面白そうな穴馬がいなくなったので、堅めのところを狙ってみよう。菊花賞は堅いか荒れるか極端な結果になることが多いし。まあ、スマートロビンの場合他にも注目している人が結構多かったので、出てきても穴人気になる恐れはあったのだが。

 本命は三冠のかかったオルフェーブル。府中で行なわれた皐月賞を勝った馬なので日本ダービーでは自信の本命に推した。そして見事に勝利。ダービーが終わった直後あたりは「府中に適性があるので皐月もダービーも勝てた。三冠のかかる菊花賞の舞台は府中ではないので人気になるだろうし消そうかな。」と思っていたのだが、秋初戦の神戸新聞杯でも見事に圧勝。コース適性だけで勝ってきたのではなく、地力があることが証明された。菊花賞直前での成績はかの三冠馬ナリタブライアンよりも上である。血統的にも父ステイゴールド、母父メジロマックイーンといかにも長距離に向きそうな血統構成。3000mという距離も問題ではないだろう。むしろ皐月賞よりも勝てる可能性は高いと思う。史上7頭目の三冠馬の誕生に賭けてオルフェーブルを本命にしよう。

 対抗はウインバリアシオン。ダービーも神戸新聞杯もオルフェーブルの2着。特にダービーでは3着以下に7馬身差を付けて力の違いを見せつけた。オルフェーブルには及ばないものの、同世代の馬の中では抜けた存在だ。この馬も青葉賞を勝ってダービー2着と府中巧者だと思っていたのだが、神戸新聞杯では2着と府中の2400m以外でも活躍できることが示された。そこで、堅いがオルフェーブルの相手の筆頭とする。

 もう1頭セントライト記念の勝ち馬フェイトフルウォーを狙ってみる。父ステイゴールド、母父メジロマックイーンはオルフェーブルと同じ血統構成。もちろん血統的には長距離適性が高い。春のクラシックは両方共2桁着順だった馬だが、血統的に菊花賞には向いている。トライアルも無難に勝ったので今回は見直してみよう。セントライト記念は菊花賞とはあまり結びつかないことが多いが、菊において重要な距離適性という点ではオルフェーブルと同等である。ただし、地力という面ではオルフェーブルに及ばないため、オルフェーブルの相手として紐で狙おう。

結論
[馬単]
14→13 ・・・2500pts
14→05 ・・・ 500pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1 トーセンラー 牡3 蛯名正義 57
1 2 ルイーザシアター 牡3 *岡部誠 57
B2 3 スーサングレート 牡3 和田竜二 57
2 4 ユニバーサルバンク 牡3 田辺裕信 57
3 5フェイトフルウォー 牡3 柴田善臣 57
3 6 シゲルリジチョウ 牡3 *藤田伸二 57
4 7 ゴットマスタング 牡3 国分恭介 57
4 8 ベルシャザール 牡3 *後藤浩輝 57
5 9 ダノンミル 牡3 *浜中俊 57
510 ロッカヴェラーノ 牡3 *川田将雅 57
611 サダムパテック 牡3 岩田康誠 57
612 ハーバーコマンド 牡3 *木村健 57
713ウインバリアシオン 牡3 安藤勝己 57
714オルフェーヴル 牡3 池添謙一 57
715 サンビーム 牡3 *秋山真一 57
816 ダノンマックイン 牡3 小牧太 57
817 フレールジャック 牡3 福永祐一 57
818 ショウナンマイティ 牡3 武豊 57

レース後のコメント
 オルフェーヴルが史上七頭目の三冠馬に輝いた。4コーナー過ぎで先頭に立つと場内に大歓声が沸き起こる。そしてあとは突き放すだけ。次元の違う強さだ。皐月賞を勝った時は三冠馬になるとは思わなかったが、皐月賞以降は出てくるたびに能力の高さを見せつけている。シンボリルドルフやナリタブライアン、ディープインパクトほど優等生っぽくない。かといってミスターシービーの様に破天荒でもない。決して「勝って当たり前」なわけではない馬ではあるが、三冠レース全てにおいて強さを見せ付ける勝利だった。

 2着はダービー、神戸新聞杯に続いてここでもウインバリアシオン。最後方から直線勝負に出たが、最後は内を突いて物凄い脚で追ってきていた。しかし、勝ち馬には2馬身半及ばずまたしても2着。この馬も強いがオルフェーヴルはもっと強かった。

 3着は3番人気に支持されたトーセンラー。勝ちに行った分ウインバリアシオンに付け入る隙を与えてしまった様だ。1着から3着までが人気通りと近年の菊花賞にしては珍しくガチガチに堅い結果となった。

 クビ差の4着は兵庫の名手木村健騎乗のハーバーコマンド。3着までは堅かったが4着のこの馬は単勝万馬券。騎手の腕でもぎ取った4着である。惜しくも上位3頭には及ばなかったが、馬の力の差が違うので3着とクビ差は大健闘だろう。

 堅めの決着で馬単本線が的中したが、▲を打ったフェイトフルウォーは7着だった。道中はオルフェーヴルを見るような位置に付けたが。オルフェーヴルが仕掛けてからの伸びは今ひとつだった。結果論だが勝ちに行こうとせず自分のレースに徹した方が勝てないまでも着順は良かっただろう。

的中 2500pts x 4.0 = 10000pts!



2011年10月23日(日) 5回京都6日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第72回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3000m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
714オルフェーヴル牡3池添謙一 57 3.02.810-10-06-0334.6 11.4466 +6(栗)池江泰寿11200
713ウインバリアシオン牡3安藤勝己 57 3.03.22 1/218-18-16-1434.3 27.8516 +2(栗)松永昌博4500
11 トーセンラー牡3蛯名正義 57 3.03.51 3/411-12-08-0635.2 312.2436 +8(栗)藤原英昭2800
612 ハーバーコマンド牡3木村健 57 3.03.6クビ06-05-05-0535.514166.5466-10(栗)加用正1700
611 サダムパテック牡3岩田康誠 57 3.03.81 1/204-03-02-0235.9 724.0502 -4(栗)西園正都1120
47 ゴットマスタング牡3国分恭介 57 3.03.815-14-16-1435.013140.9460 -4(栗)木原一良 
35フェイトフルウォー牡3柴田善臣 57 3.04.01 1/411-11-11-1135.4 417.1508 +4(美)伊藤伸一 
818 ショウナンマイティ牡3武豊 57 3.04.0ハナ15-16-12-0935.6 833.8486 +4(栗)梅田智之 
24 ユニバーサルバンク牡3田辺裕信 57 3.04.21 1/404-05-08-0835.911120.2468 +6(栗)松田博資 
10817 フレールジャック牡3福永祐一 57 3.04.51 3/401-01-02-0336.4 517.6440 -2(栗)友道康夫 
11510 ロッカヴェラーノ牡3川田将雅 57 3.04.92 1/202-02-01-0137.217185.5466 -2(栗)中村均 
1212 ルイーザシアター牡3岡部誠 57 3.05.4313-13-12-1236.716172.5488 -8(美)加藤征弘 
1323 スーサングレート牡3和田竜二 57 3.06.03 1/208-08-12-0937.418254.2496 0(栗)鈴木孝志 
1436 シゲルリジチョウ牡3藤田伸二 57 3.06.31 3/417-17-16-1437.615166.8510 -6(栗)小島貞博 
15816 ダノンマックイン牡3小牧太 57 3.06.4 3/406-07-08-1237.8 939.7480 +4(栗)橋口弘次 
1659 ダノンミル牡3浜中俊 57 3.07.7814-14-12-1439.110102.6466 -2(栗)藤原英昭 
1748 ベルシャザール牡3後藤浩輝 57 3.08.12 1/208-08-04-0640.1 621.9536 0(栗)松田国英 
18715 サンビーム牡3秋山真一 57 3.13.6大差03-03-06-1844.712121.9516 +2(栗)山内研二 

LAP 12.7-12.2-12.0-12.0-11.7-12.3-12.7-12.6-12.4-12.1-12.9-12.1-11.5-11.6-12.0
通過 36.9-48.9-60.6-72.9  上り 72.2-60.1-47.2-35.1  平均 1F:12.19 / 3F:36.56
単勝  14 \140
複勝  14 \110 / 13 \140 / 1 \230
枠連  7-7 \320 (1)
馬連  13-14 \330 (1)
ワイド 13-14 \170 (1)/ 01-14 \320 (2)/ 01-13 \740 (8)
馬単  14-13 \400 (1)
3連複 01-13-14 \1050 (1/816)
3連単 14-13-01 \2190 (1/4896)

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