前売り１番人気が単勝６倍台の混戦模様の小倉記念。実力が伯仲している上にハンデ戦だと荒れる臭いがプンプンするが、このレースは極端な軽ハンデの馬は近年は連に絡んでない。ガチガチということはないだろうが、無理に軽ハンデを狙うのも良くないだろう。

　本命はホクトスルタン。08年に目黒記念で斤量56kgにもかかわらず堂々の勝利を遂げた馬である。今回は約１年ぶりの出走となるが、休養前も勝てないまでも善戦続きだった。久々がどう出るかという不安はあるが、実績を考えたら狙い目である。３歳時に出世レース阿寒湖特別を勝っているので実力もかなりある馬だと思われる。本来ならＧIIIで終わることはなくＧＩでも活躍できる器だと思うので、秋のＧＩ戦線に向けてここで賞金を加算したいところだ。

　相手は混戦らしく手広く流す。準オープンで軽ハンデでも凡走続きのワルキューレはこのメンバーでは軽ハンデでも厳しいだろう。また、重賞実績が無い上にここ２年ぐらいほとんど２桁着順で良くても中京記念の７着の９歳馬ホッコーソレソレーも、いくら高齢馬が活躍する季節とは言え厳しい。この２頭以外は全ての馬にチャンスはあると思う。この２頭以外全ての馬に流そう。