本命はアヴェンチュラ。春は骨折で棒に振ったがカムバック後は古馬陣を相手に堂々と渡り合う強い内容で２連勝。クイーンＳで古馬相手に勝った実力はなかなかのものである。全兄姉のフサイチホウオー＆トールポピーといえば良血だが春で燃え尽きたというイメージがあるが、アヴェンチュラの場合骨折で使われていない分ひと夏越した今がピークだろう。古馬相手に２連勝した時もまだ若干若さが残る内容で力の違いで勝っていた感じなので、まだ成長の余地はある。厩舎側でも春を棒に振った分ここでぜひ勝ちたいと思って勝負を賭けてくるだろう。能力の高い馬であるが兄姉を見る限り成長力があるとは思えず、勝てる時に実績を作っておきたい筈である。２頭出しをしてきていることがそれを現している。ここで勝負と思われる実力馬アヴェンチュラを本命としよう。

　対抗はホエールキャプチャ。デビュー以来９戦しているが一度も馬券を外していない安定味のある馬である。この馬もＧＩを１つぐらいは勝っていてもおかしくない馬であり、ここで勝つのは悲願だろう。ただし、前哨戦のローズＳは勝ったもののＧＩではあと一歩足りないところがある馬なので対抗とした。連に絡むもしくは馬券圏内に入る可能性は全出走馬中最高だと思うが、勝つ確率はアヴェンチュラの方が大きいと見たので１番人気と思われるこの馬は敢えて対抗とする。

　アヴェンチュラとホエールキャプチャの馬単裏表均等買いでいいかと思ったが（馬連としないのはアヴェンチュラが勝った時の方が配当を大きくするため）、相手を絞って三連単で勝負しよう。相手はこのレースと相性のいいローズＳ組と紫苑Ｓ上位組。今年の紫苑Ｓはレコード決着した様に割とレベルが高いので後続に２馬身差を付けた上位２頭は一応押さえておこう。