震災による競馬の中止によって１週延びてしかも場所が阪神競馬場に移しての開催である。皐月賞自体が東京競馬場（もしくは京都競馬場）での開催となり、このレースと本番との関係も未知数なのだが、とにかくここで３着以内だと皐月賞の権利を得られるということには変わりない。ただし、１週延びたことによりここを目標に乗り込んできた馬の仕上がり具合も変わると思うし、変則的に阪神で開催という事情もあり荒れるのではないかと考えられるので穴を狙って行こう。

　本命はステラロッサ。前走は500万条件で僅差の２着。オープン実績が無いので、ここで権利を確保しておきたいところだ。２頭出し角居厩舎の人気の無い方ということで、２頭出しは人気薄を買えという格言を信じて本命とする。１週順延で前走から中３週と適度な間隔になり、しかも好走歴のある関心での開催になったのもこの馬には有利だろう。また、父ハーツクライの産駒はこのレースが行われる阪神芝1800mというコースに強く、過去３年間で[4,2,0,6]で勝率33%、連対率に至っては50%という好相性。この開催変更によってステラロッサに流れが向いてきたと言える。勢いに期待しよう。

　相手は共同通信杯で0.3秒差の４着のベルシャザール、重賞で２戦連続0.2秒差で馬券に絡んでいるオルフェーヴル、昨年の２歳チャンピオンのグランプリボスを中心に手広く流していこう。