ブエナビスタとアパパネの一騎打ちムードにあるが、２強の時はどちらか片方が来て片方が消えることが多い。この２頭のうちどちらが残るかというとおそらくブエナビスタだろう。

　実績的にも牡馬相手にも活躍してきたブエナビスタが有利であるが、このレースは１番人気の馬がよく連に絡むというデータも心強い。まず連は外さないと思って良い。海外遠征帰りであるが、昨年も決して万全とは言えないデキで力の差でこのレースを征しており、臨戦過程は過度に気にする必要は無い。100%のデキというわけにはいかなくても力の差で押し切るだろう。ヴィクトリアマイルは１番人気と人気薄のワンツーで決まることが多いので、ブエナビスタを軸に穴っぽいところに流そう。

　相手筆頭はアプリコットフィズ。トニービン系のジャングルポケット産駒であり府中は得意だろう、また、東京芝1600mというコースは２戦２勝でいずれも重賞という相性の良さである。得意のコースに戻ったので期待しよう。

　▲はコスモネモシン。コスモの馬は松岡騎手と相性が良いが、その松岡騎手に乗り変わったので期待できる。近走は牝馬限定戦ながら重賞で２戦連続馬券に絡んでいる調子の良さにも期待しよう。

　もう１頭オウケンサクラを狙ってみる。長めのところを多く使われているが、桜花賞２着の実績がありマイルはベストだろう。他の競馬場のマイルよりもスタミナの要求される東京コースであるが、母父リアルシャダイ等血統的にスタミナがあるタイプでそれ故に長いところを使われてきたのでスタミナは問題ない。確たる逃げ馬がおらず人気馬が後方からいく馬であるのでペースが遅くなることが予想される。スローペースになると先行力を活かして粘り込む可能性があるので押さえておこう。