昨年の勝ち馬トーセンジョーダンが人気が無い。昨年も７番人気だったが、今年も前売り段階で７番人気。昨年はＧＩ実績の無い状態での出走だったので人気が無かったのだが、その秋天を制してその後もＪＣや春天で２着とレベルの高いＧＩで活躍している。それでも今年は調整遅れのため鉄砲で出てきたせいか、人気が無いままである。

　トーセンジョーダンといえば府中巧者。府中では３歳時の共同通信杯とブエナビスタが勝った昨年のＪＣで２着の他は全て勝っており、５戦３勝２着２回と連対ベースではパーフェクトである。父の父がトニービンという血統背景からも府中向きであることがわかる。そのトーセンジョーダンが府中のレースに出走しているのに、ここまで人気が無いと来れば今が買い時である。期待値（馬券になる確率×配当）ではこの馬が間違いなく最上位だろう。このオッズを見たら本命にするしか無い。

　相手筆頭は３歳馬ジャスタウェイ。今年の３歳馬はレベルが高く、それを反映してかデビュー以来負け無しで５連勝中のカレンブラックヒルが押し出され気味ではあるものの前売り１番人気に支持されている。しかし、そのカレンブラックヒルに毎日王冠でタイム差無しに迫ったジャスタウェイも同じくらい期待できるのではないだろうか。しかもこちらは内田博騎手への乗り替わりというプラス材料もある。それでいて人気は大したこと無いのだから馬券的に狙えるのはジャスタウェイの方だ。

　その他の馬にも手広く流すが、注目は２頭出し田中剛厩舎。田中剛厩舎といえば重賞に強い厩舎である。重賞出走時は万全の状態で出してきているのだろう。２頭とも押さえておくが、印的には超人気薄のマイネルスターリーを▲とする。一発があればかなり儲かるはずである。その他では田中剛厩舎のもう１頭フェデラリストを初めとしてナカヤマナイト、フェノーメノ、サダムパテック、ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、ダークシャドウ、カレンブラックヒル、トゥザグローリーといったところに流しておこう。