１番人気が割と良く来るレースである。今年はフェノーメノが１番人気となっている。現状では東京で２戦２勝。その他（阪神、中山）では２戦着外２回という府中巧者である。前走の弥生賞では２番人気に支持されたが、勝負どころで前が壁になってなかなか抜け出せず、最後は良い脚を使ったものの皐月賞の出走権は得られなかった。力のある馬だけにダービー出走権はぜひ獲りたい所だし、今回は広い府中コースでの競馬である。得意の府中では力を遺憾なく発揮できるだろう。本命はフェノーメノで決まりだ。

　対抗はクランモンタナ。今年の３歳では非常に活躍が目立つディープインパクト産駒であり、母父トニービンという血統構成は府中コース向きである。惜敗が多いが大崩れすることもなく、適性が高いと思われる府中なら重賞でもその安定ぶりは発揮されるだろう。

　▲はジャングルクルーズ。ジャングルポケット産駒なので東京芝2400mは得意なコースであると思われる。鞍上が内田博騎手というのも魅力的である。３頭出しの藤沢厩舎からは、このレースでは分が悪い皐月賞組のサトノギャラントではなくジャングルクルーズを狙おう。

　その他500万を圧勝して連闘で権利獲りに来たカポーティスター、このレースと何故か相性の良い若葉Ｓで３着だったミルドリームを押さえておこう。

　基本はフェノーメノからの流しだが、来なかったことを考えてクランモンタナとジャングルクルーズの縦目も押さえておこう。