本命はスマートロビン。出世レースと言われる阿寒湖特別の勝ち馬である。阿寒湖特別を３歳で勝った馬は、その後大舞台で活躍することが多い。しばらくの間「主な勝ち鞍・阿寒湖特別」の看板を背負って大レースで活躍し続け、そのレースの知名度を上げたステイゴールドを初めとして、マンハッタンカフェ、ファインモーション、ホクトスルタン等の活躍馬を輩出しているレースである。あの時期に３歳で古馬相手に長距離を戦って勝つというのは、それだけ能力が高いということだ。昨年の神戸新聞杯で本命に推したが惜しくも４着で菊花賞の出走権は手に入れられず。菊花賞に出てくれば本命予定だったのだが抽選に受からず出走できなかった。その後準オープンの比叡Ｓを無難に勝ってオープン入り。前走の日経新春杯は休み明けのせいもあり５着に敗れているが、速いペースで逃げてバテても大負けはしていないのだから力のある証拠である。一叩きされた今回は変わってくるだろう。そして今回は距離も3400mに伸びる。長距離適性はある筈なので改めて期待しよう。人気になっている様だが馬単頭で勝負。

　対抗は長距離戦の常連トウカイトリック。10歳という高齢だが昨年暮れのステイヤーズＳで３着に好走とまだまだ重賞でもやれる力は持っている。人気にもなっておらず狙い目だ。

　その他、昨年の２着馬コスモヘレノス、内田博騎手への乗り替わりで期待されるリッカロイヤルを初めとして、長距離実績のある馬や準オープンを勝ったばかりで斤量が手頃な馬の中から長距離に向いている可能性のある馬を狙っていこう。