2012年 6月10日(日) 3回東京4日目 15:45発走
11R 第29回エプソムカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1800m 18頭立

 GIの谷間にあるGIIIでレベルの高い馬は出走して来ないレースだが、確たる中心馬がおらず混戦模様の一戦である。

 抜けた馬がおらず軸を絞り込むのは難しいが、このレースが重賞初勝利という馬も昔から多く、また重賞自体に初出走という馬も過去10年で3勝している。そこで、格よりも勢いを重視してシルクアーネストを本命にしよう。シルクアーネストは前走準オープンを勝って勢いに乗る馬であるが、東京コースで(2,1,0,1)で着外は安田記念だけという府中巧者である。新潟でも1戦2着1回とサンプル数は少ないが実績を残しており、左回りが得意なのだろう。このメンバーなら重賞でも十分勝負になるはず。勢いとコース適性に期待して本命にしよう。

 相手筆頭はモンテエン。父ゼンノロブロイの産駒は東京芝1800mが得意な馬である。過去3年でのべ70戦していて単勝回収率が321%、複勝回収率も134%と回収率ベースで見ても優秀な数値を残しているので馬券的にもかなり妙味がある。また、母父トニービンということで母系の方も府中コースへの適性が見込まれる。大崩れしないタイプであるのも魅力だ。

 ▲は同じく母父トニービンのレッドデイヴィス。すでに重賞3勝している実績馬である。また、有馬記念でもブエナビスタやヴィクトワールピサとタイム差無しだったのは立派。ここ3戦は相手が強かったので着順がよろしくないが、メンバーの格が落ちたここでは侮れない。

 その他、セイクレットレーヴレディアルバローザトーセンレーヴメイショウカンパクダノンスパシーバダイワファルコンダノンシャークといったところが抑え。極端な人気薄が来ることはほとんど無いレースだが、有力馬が多いので手広く流そう。

結論
[馬連]
17-(15,17) ・・・500pts
17-(06,14) ・・・400pts
17-(01,13) ・・・300pts
17-(05,08,10) ・・・200pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1セイクレットレーヴ 牡3 横山典弘52
1 2 キングストリート 牡6 *石橋脩 56
2 3 マイネルスターリー 牡7 *柴田大知57
2 4 アクシオン 牡9 *田中博康58
3 5レディアルバローザ 牝5 *内田博幸54
3 6トーセンレーヴ 牡4 *C.ウィリ56
4 7 トップゾーン 牡6 *吉田豊 56
4 8メイショウカンパク 牡5 *武豊 56
5 9 サンライズベガ 牡8 *中舘英二57
510ダノンスパシーバ 牡5 *蛯名正義56
611 ヤマカツハクリュウ 牡5 *田中勝春56
612 $オセアニアボス 牡7 *武士沢友56
713ダイワファルコン 牡5 北村宏司56
714ダノンシャーク 牡4 福永祐一56
715モンテエン 牡5 *松岡正海56
816 レッツゴーキリシマ 牡7 *江田照男57
817シルクアーネスト 牡5 池添謙一56
818レッドデイヴィス セ4 *浜中俊 56

レース後のコメント
 トーセンレーヴが人気に応えて重賞初制覇。ビワハイジの仔はこれで5頭目の重賞制覇。同一牝馬の産駒で重賞勝ち馬5頭輩出はダンシングキー等を抜いて史上初である。血統は魅力だが、それ以上に知名度のある血統故に人気になり過ぎということで軸にはしなかったのだが、その人気に見事に応えた。

 2着はそのトーセンレーヴと人気を分け合ったダノンシャーク。重賞2着というのが続いているが、クビ差の惜しい2着だった。最後は最速の上がりだったが展開のアヤに泣いた感じだ。それにしてもディープインパクト産駒のワンツーは3歳だけではなく古馬路線もその楊になってきたのだろうか。

 人気馬同士のワンツーだったが、3着は人気薄のマイネルスターリーが粘った。道中は逃げたレッツゴーキリシマの番手に付けていたが4コーナーで先頭に立つとそのまま粘り通した。タイムだけを見るとどちらかというとハイペースに見えるが、逃げ馬以外は先行勢が粘っている。ラップは逃げてバテたレッツゴーキリシマが作り出したタイムであり、2番手以下にとってはそれほど厳しいペースではなかったということだろう。

 我が本命シルクアーネストは外枠を引いて道中も外を回していたが4コーナーで内に入れて直線では内を突いた。馬場の悪い内を通ったのが響いたのと展開の影響で、ジワジワと上がってきたものの5着がやっとだった。内に入れるのならカーブを曲がる時点で内に入れればよかったかも知れないが、「馬場の悪い内側を避けて、みんな外へ進路を取ってきたので、あれ以上外を回らされてはまずいと思い、一旦下げてから内へ入れました。」とのこと。4コーナー入口で様子を見てその様に判断したのだろうが、結果的にはカーブで距離ロス+直線では馬場状態の悪い所を通るということになってしまった。

外れ



2012年 6月10日(日) 3回東京4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第29回エプソムカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1800m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
36トーセンレーヴ牡4C.ウィリ 56 1.46.702-03-0335.2 13.7468 0(栗)池江泰寿4000
714ダノンシャーク牡4福永祐一 56 1.46.7クビ06-06-0533.9 23.9446 +8(栗)大久保龍1600
23 マイネルスターリー牡7柴田大知 57 1.46.91 1/403-02-0135.815146.9488 -4(栗)加用正1000
11セイクレットレーヴ牡3横山典弘 52 1.47.32 1/208-07-0734.2 47.3468 +4(美)田中清隆600
817シルクアーネスト牡5池添謙一 56 1.47.4 1/210-11-0934.1 820.9500 0(栗)池添兼雄400
818レッドデイヴィスセ4浜中俊 56 1.47.5 1/206-08-0734.4 35.5484 0(栗)音無秀孝 
48メイショウカンパク牡5武豊 56 1.47.7117-16-1334.21025.7488 -2(栗)荒川義之 
612 オセアニアボス牡7武士沢友 56 1.47.7ハナ13-16-1334.214121.3496 +6(栗)矢作芳人 
713ダイワファルコン牡5北村宏司 56 1.47.7クビ10-09-0934.5 512.3508 0(美)上原博之 
10611 ヤマカツハクリュウ牡5田中勝春 56 1.47.91 1/413-14-1334.41133.6490 +6(栗)松田博資 
11715モンテエン牡5松岡正海 56 1.47.9ハナ13-14-1734.2 617.4470 0(美)松山康久 
1235レディアルバローザ牝5内田博幸 54 1.48.0 1/203-05-0535.2 924.0480 +2(栗)笹田和秀 
1347 トップゾーン牡6吉田豊 56 1.48.21 1/408-09-0934.91386.2470 0(栗)境直行 
1412 キングストリート牡6石橋脩 56 1.48.4118-18-1834.316159.4494 +4(栗)西園正都 
15510ダノンスパシーバ牡5蛯名正義 56 1.48.5 3/410-12-1335.0 718.9502 -4(栗)佐々木晶 
1659 サンライズベガ牡8中舘英二 57 1.49.13 1/203-04-0436.518203.8494-14(栗)音無秀孝 
1724 アクシオン牡9田中博康 58 1.49.2 1/213-12-0935.917180.0522 -4(美)二ノ宮敬 
18816 レッツゴーキリシマ牡7江田照男 57 1.49.83 1/201-01-0238.61253.6490+14(美)天間昭一 

LAP 12.7-11.0-11.6-11.9-12.0-11.9-11.4-11.6-12.6
通過 35.3-47.2-59.2-71.1  上り 71.4-59.5-47.5-35.6  平均 1F:11.86 / 3F:35.57
単勝  6 \370
複勝  6 \160 / 14 \160 / 3 \1950
枠連  3-7 \480 (1)
馬連  06-14 \770 (1)
ワイド 06-14 \330 (1)/ 03-06 \7040 (65)/ 03-14 \8940 (72)
馬単  06-14 \1490 (1)
3連複 03-06-14 \43850 (126/816)
3連単 06-14-03 \147390 (441/4896)

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