毎年の様に荒れ模様の桜花賞トライアル・フィリーズレビューである。人気馬はあまり当てにならないが、特に今年は核となる馬がおらず人気が割れており、穴馬の台頭する余地がかなりあるだろう。極端に変な馬もこないだろうが、そこそこ穴っぽいところから狙ってみよう。

　本命は安藤勝己騎手が騎乗するプレノタート。フィリーズレビューと名前が変更されてからこのレースを７戦して２勝２着１回と相性のよういアンカツが４年ぶりにこのレースに騎乗する。ここ３年乗っていないのでアンカツがフィリーズレビューが得意だということを忘れてる人も多いだろうから人気の盲点になるだろう。そもそも安藤騎手は阪神芝内1400mコースのここ３年間の連対率が43.5%、複勝率は50%を超えているという驚異的な結果を残しているかなりのコース巧者である。その上フィリーズレビューは笠松所属時代に前身の４歳牝馬特別を勝ったので愛着があって気合が入るのか好走が多い。馬自体も能力はありながら賞金を積み上げない程度の好走しかしてこなかったので、ここで権利を確保すべく万全の状態で臨んでいることだろう。だからこそのアンカツ起用だとも思うし。

　相手はレッドクラウディア、アイムユアーズ、ファインチョイス、アンチュラス、ラシンティランテ、イチオクノホシといった来ても不思議ではない馬に流す。