この京王杯スプリングカップは前走高松宮記念という馬が不振のレースである。特に高松宮記念好走馬は人気になるが来ない。高松宮記念が３月に変更された2000年以降１番人気馬が勝っていないが、高松宮記念好走馬が不振ということと連動しているのだろう。今年は高松宮記念２着のサンカルロが宮記念から直行して１番人気になるだろうが、過去の傾向から人気で消えるパターンなので消すことにする。その他の宮記念直行馬も馬券になる可能性が高そうな馬は見当たらないので、高松宮記念直行馬は全て消し。

　本命はグランプリボス。矢作厩舎＆グランプリはオセアニアボスとの２頭出しで勝負を賭けてきている。グランプリボスは京王杯２歳Ｓ、ＮＨＫマイルＣと府中芝コースでは２戦２勝でしかもＧIIとＧＩ。コース適性という点でも府中は向いている。古馬と混じってのレースでは昨年の阪神カップ２着以外は不振だが、得意の府中コースでは期待していいだろう。

　相手筆頭はこのコース６戦３勝のコース巧者インプレスウィナー。準オープンを勝ったばかりの馬だがコース適性に期待しよう。その他ウィリアムズ騎手が騎乗のサダムパテックを初めとしてオセアニアボス、レオプライム、エーシンホワイティ、ストロングリターンといった宮記念直行組以外の有力馬に流そう。