2012年10月21日(日) 4回京都7日目 15:40発走
11R 第73回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3000m 18頭立

 皐月賞勝ち馬でダービーでも5着ながらこのメンバーでは最先着であるゴールドシップが一本かぶりの人気を集めている。神戸新聞杯も順当に勝ち状態も順調と思われるので、この人気は順当だと思うが、果たしてそれほど堅いのだろうか?秋天の前に移動して以降の菊花賞は1番人気が結構敗れることが多い。ディープインパクトやオルフェーヴル級に強い馬がいる年はきっちりと1番人気馬が勝つのだが、そうでない時は荒れるレースだ。今年は出てくれば間違い無く1番人気になったであろうディープブリランテが屈腱炎で離脱し、また、ダービー上位組も軒並み不出走。ゴールドシップの1番人気は押し出されての1番人気だ。それでも一本かぶりになるのは、それだけゴールドシップ以外のメンバーが小粒だと思われているからであるが、全ての馬にとって3000mは未知の距離であり、またダービーの上位馬が出てこないということは他の馬にも十分チャンスはあると思われる。荒れるはずなので思い切って穴を狙っていこう。

 本命は母父リアルシャダイのタガノビッグバン。血統的に長距離向きである。デビュー当初はダートを使われていたりして結果を出せなかったが、芝に転向し一度勝つとそこから3連勝。500万、1000万はそれぞれ2600m、2400mの長距離レースを制しており、特に前走の1000万は3馬身差の圧勝。重賞実績は無いが、古馬相手に勝ち上がってきた勢いと長距離向きの血統背景が魅力であり、菊花賞で一発があってもおかしくない。

 相手筆頭はコスモオオゾラ。主戦の柴田大知騎手が直前に川崎で大怪我をして急遽乗り替わりという不運なアクシデントがあったが、その直前にディープブリランテが回避したため岩田騎手がたまたま空いていてしかも京都で騎乗だった。ディープブリランテの回避がもう少し早ければ他の馬に乗るか他の競馬場で騎乗する可能性もあったが、タイミングよく岩田がコスモオオゾラに回ってきた。柴田大知は障害・平地両方でのGI制覇がかかっていたのでそれを考えると残念だが、それでも運良く岩田が回ってきたのは大きい。特に今年の岩田はダービージョッキーとなるなど、重賞での活躍が目立ち勢いに乗っている。馬自体も皐月賞でディープブリランテと差の無いレースをしているし、ダービーでは菊出走メンバー中2番目の着順である。大舞台に強い岩田と組むことで菊花賞では期待できるだろう。

 ▲はゴールドシップ。人気がかぶりすぎているのでちょっと評価を下げたが、実績ではこの馬が一番。オルフェーヴルと同じような血統背景という強みもある。父ステイゴールドも母父メジロマックイーンも長距離に強い血統。長丁場の菊花賞では無視するわけにはいかない。

 本命タガノビッグバンから、コスモオオゾラゴールドシップはもちろんそれ以外にも有力どころに流すが、タガノビッグバンが来なかった時の保険でコスモオオゾラゴールドシップの縦目を押さえておこう。

結論
[馬連]
01-17 ・・・1500pts
01-12 ・・・ 300pts
17-(02,06,10,12,15,16) ・・・ 200pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1ゴールドシップ 牡3 内田博幸57
1 2フェデラルホール 牡3 吉田隼人57
2 3 ベールドインパクト 牡3 四位洋文57
2 4 ラニカイツヨシ 牡3 佐藤哲三57
3 5 アーデント 牡3 *M.デムー57
3 6ロードアクレイム 牡3 福永祐一57
4 7 エタンダール 牡3 松岡正海57
4 8 ニューダイナスティ 牡3 *浜中俊 57
5 9 フジマサエンペラー 牡3 *池添謙一57
510マウントシャスタ 牡3 川田将雅57
611 ビービージャパン 牡3 武幸四郎57
612コスモオオゾラ 牡3 *岩田康誠57 変
713 ダノンジェラート 牡3 三浦皇成57
714 ミルドリーム 牡3 江田照男57
715ユウキソルジャー 牡3 秋山真一57
816スカイディグニティ 牡3 *I.メンデ57
817タガノビッグバン 牡3 太宰啓介57
818 トリップ 牡3 小牧太 57

レース後のコメント
 ゴールドシップはさすがにこのメンバーだと強かった。道中は途中まで後方を追走していたが、残り1000m辺りから一気に上がっていき、3コーナーでは先行集団に付けた。直線に入ってからは突き放すだけ。堂々と勝利を収めた。まさに貫禄勝ちである。昨年三冠馬を輩出した父ステイゴールド母父メジロマックイーンという配合だが、今年もその組合せの血統の馬が二冠を達成した。

 2着はこれまた捲り気味に上がっていったスカイディグニティ。勝ち馬には及ばなかったものの早め先行策が公を奏して2着を確保。主な勝ち鞍は福島の500万条件だが、セントライト記念に続いて2着。惜敗続きでなかなか未勝利を脱出できなかったが、相手なりに走る馬である。今回は勝った馬が強かったこともあるが、能力は高いものの詰めが甘いのか。

 我が本命タガノビッグバンは先行したが4コーナーでバテた馬を交わしきれずに後退。直線で再び盛り返すこともなく14着に敗退。

外れ



2012年10月21日(日) 4回京都7日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第73回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3000m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
11ゴールドシップ牡3内田博幸 57 3.02.917-17-04-0235.9 11.4500 +2(栗)須貝尚介11200
816スカイディグニティ牡3I.メンデ 57 3.03.21 3/412-12-07-0436.1 522.3486 +2(栗)友道康夫4500
715ユウキソルジャー牡3秋山真一 57 3.03.5212-12-12-1036.0 724.6436 0(栗)服部利之2800
23 ベールドインパクト牡3四位洋文 57 3.03.515-15-12-0636.21041.6488 -4(栗)大久保龍1700
24 ラニカイツヨシ牡3佐藤哲三 57 3.03.6 1/216-15-09-0436.41146.3478-10(栗)山内研二1120
36ロードアクレイム牡3福永祐一 57 3.03.81 1/414-14-12-1136.2 318.4466 +6(栗)藤原英昭 
713 ダノンジェラート牡3三浦皇成 57 3.03.9 1/218-18-16-1436.11253.0474 -2(美)萩原清 
12フェデラルホール牡3吉田隼人 57 3.04.11 1/407-07-09-0736.7 420.1480 +2(美)中川公成 
510マウントシャスタ牡3川田将雅 57 3.04.2 1/207-07-03-0137.3 213.1468 0(栗)池江泰寿 
1047 エタンダール牡3松岡正海 57 3.05.0507-07-09-1137.5 824.6446 +4(栗)藤原英昭 
1148 ニューダイナスティ牡3浜中俊 57 3.05.42 1/207-07-18-1836.41354.4470 0(栗)石坂正 
12714 ミルドリーム牡3江田照男 57 3.05.82 1/207-07-04-0738.617123.5430 +2(栗)角居勝彦 
1335 アーデント牡3M.デムー 57 3.05.9 3/404-05-16-1637.716111.2458 -2(美)加藤征弘 
14817タガノビッグバン牡3太宰啓介 57 3.06.2204-05-04-1139.0 623.1496 +2(栗)本田優 
15611 ビービージャパン牡3武幸四郎 57 3.08.4大差01-01-01-0241.61491.1478 -6(栗)千田輝彦 
16818 トリップ牡3小牧太 57 3.09.6702-02-02-0742.615100.5496 +1(栗)松田博資 
17612コスモオオゾラ牡3岩田康誠 57 3.10.23 1/204-03-07-1542.6 939.8470 +4(美)高橋義博 
1859 フジマサエンペラー牡3池添謙一 57 3.10.3 1/203-03-12-1742.018136.9482 -2(美)菊川正達 

LAP 13.0-11.9-12.2-12.2-11.6-11.6-12.6-12.5-12.3-12.2-12.5-12.2-11.9-11.8-12.4
通過 37.1-49.3-60.9-72.5  上り 73.0-60.8-48.3-36.1  平均 1F:12.19 / 3F:36.58
単勝  1 \140
複勝  1 \110 / 16 \360 / 15 \390
枠連  1-8 \490 (1)
馬連  01-16 \960 (3)
ワイド 01-16 \510 (3)/ 01-15 \630 (6)/ 15-16 \2660 (28)
馬単  01-16 \1140 (4)
3連複 01-15-16 \4830 (18/816)
3連単 01-16-15 \12450 (27/4896)

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