昔はハンデ戦の割には比較的荒れないレースだったのだが、サマーシリーズが始まった2006年以降荒れるレースとなった。このレース自体条件が変わったわけではないが、前哨戦だった北九州記念が距離短縮と施行時期変更となった影響なのだろう。

　本命は小倉大賞典の勝ち馬の割には人気になっていないエーシンジーライン。小倉大賞典の時以上に人気になっていないが、小倉での重賞を勝っているのは大きい。その後は直線の長い中京で行われた中日新聞杯で５着、ダートで３着と条件が合わないレースで負けているが大きく負けたわけでもなく、実績のある小倉コースに戻る今回は期待していいだろう。鞍上の川須騎手も逃げ・先行馬でのレースを得意としており、今年の小倉での戦績は連対率29.3%という小倉が得意な騎手でもある。おそらくミキノバンジョーがハナを奪いに行くだろうが、エーシンジーラインは２番手あたりでもレースができる馬なので無理に競り合わずうまく先行して粘り込むだろう。休み明けながら得意の小倉に照準を絞ってきたこの馬を軸にする。

　相手は荒れるハンデ戦であるし、どの馬にもそれなりにチャンスがありそうなメンバー構成なので総流しとする。