今年は「近代競馬１５０周年記念」として行われる根岸Ｓ。近代競馬発足の地である横浜に初めて作られた大規模な洋式競馬場の名前を冠しているレースである。

　このレースは前走ＧＩ以外では勝っていることがほぼ必須なレースである。例外的に芝からの転戦馬が連に絡むこともあるが、前走ダートの場合は前走ＧＩに出走していた馬か勝った馬である。その様な馬を狙っていこう。

　問題はその様な馬の中でどの馬を軸にするかだが、３連勝中のサクラシャイニーを本命とする。オープン入りしたばかりだがダートでは３戦３勝の無敗馬であり底を見せていない。また、サクラプレジデント産駒は東京ダート1400mが得意であり、回収率もかなり良い。過去３年間で32回出走しているが単勝回収率は393倍で複勝も100%を超えている。今回は相手のレベルも上がるのでそれほど人気にはならないが、無敗で底を見せていないことと、血統的にコース適性がありそうなことから本命としよう。むしろ人気の無い今回は配当的にもおいしい。

　相手は「前走勝利もしくはＧＩ出走」という条件に当てはまるダノンカモン、ヒラボクワイルド、テスタマッタ、トウショウカズンといったところ。他にティアップワイルドとダイショウジェットがその条件に当てはまるがティアップワイルドは東京のダートコースが苦手な馬であり、ダイショウジェットは若い馬が活躍する傾向にある根岸Ｓで９歳馬というのは厳しいし前走もＧＩとはいえ負け過ぎなので消すこととする。

　もう１頭注目馬はシルクフォーチュン。前走はオープン特別で３着なので前述の条件で絞ると消えてしまうのだが、相手なりに走る馬で３着が多い。一応馬連の相手としても押さえるが、三連単の３着付けで狙ってみよう。ただし、このレースってＪＲＡ２連福対象レースなので馬連の方が期待値が高いとうのが残念なところ。こういうレースに限って三連単で狙いたい馬が出てくるなんて（笑）。