１勝馬でも活躍できるイメージがあったのだが、サンデーサイレンス直仔が居なくなった2006年以降に限ると１勝馬は苦しくなった。また、2006年以降に限ると前走勝ち馬かオープン特別３着以内、重賞４着以内ぐらいの実績のある馬が来る傾向にある。つまりサンデーの時代は素質だけでどうにかなったレースだったが、最近は実績馬優位のレースとなってきている。その様な前走実績のある馬を狙っていこう。

　本命は前走出世レースと言われるエリカ賞を勝ったヴィルシーナ。この世代の２〜３歳戦を見ているとディープインパクト産駒が相変わらず活躍しており、特に重賞での活躍が目立つ。前走も500万条件ながらその後勝ち馬が活躍することの多いエリカ賞を勝っており、その実力は重賞で活躍してきた馬と比べても遜色ない。出走馬中唯一のディープインパクト産駒ながらそれほど人気は被ってはおらず（といってもそれなりに人気だが）期待値も高いだろう。

　相手筆頭は前走フェアリーＳでは４着ながら勝ち馬とタイム差無しだったオメガハートランド。その他では阪神ジュベナイルフィリーズ４着のイチオクノホシも魅力である。これらの重賞実績馬の他にジュニアカップ３着のモエレフルールもこのメンバーでは実績が高い方なので押さえておく。結果的に相手として流す馬が厩舎こそ違え厩舎２頭出しの一角ばかりとなってしまったが、２頭出しで臨むということは勝負がかりの可能性も高いので期待しよう。