ロジユニヴァースの２年ぶりの出走が話題になっているが、さすがに脚部不安による２年のブランクは厳しいだろう。ダービー馬であり一昨年のこのレースでも連に絡んでいるが、このブランクでは２年前ほどのパフォーマンスを発揮できない可能性があるし、そもそも万全に仕上がっているとは限らない。来てもおかしくない馬ではあるが、人気のほうが先行しそうな気配なので馬券的には「消し」にしよう。

　本命はおそらく１番人気となるであろうダークシャドウ。毎日王冠を含む重賞２勝で、天皇賞・秋でも２着と好走した実績はこのメンバーの中では抜けている。もともと１番人気が連に絡むことが多いレースであり、海外遠征明けではあるものの順当に決まるだろう。また、躍進中の堀厩舎所属の馬であり、しかもその堀厩舎が２頭出しで勝負を賭けているのも期待材料。100%の仕上がりで来るわけではないので取りこぼす可能性もあるが、２着以内は堅いだろうから馬連で狙おう。

　相手はヒルノダムール。昨年の春の天皇賞馬である。今年の天皇賞・春は惨敗だったが、実績的にはこのメンバーでは本命馬と同様に抜けている。格の高い馬が活躍することが多い札幌記念なので狙ってみよう。前走の惨敗のせいで若干人気を落とすだろうから馬券的にはむしろ狙い目である。