ここの予想でも以前から何回か書いているが、障害レースは平地以上にコース適性に左右されることが多い。そこで、前走の東京コースで圧勝したルールプロスパーを本命とする。重賞こそ初挑戦であるが障害入り後は安定した成績を収めており前走では高いコース適性も見せた。平地時代は芝コースを中心に活躍していてオープンまで行った馬なので、直線が芝となる重賞もこなせる筈だ。障害レースは前の馬が落馬したり躓いたりする不利を受けにくい先行馬が有利であるが、先行力があるということも魅力である。

　相手筆頭は障害重賞で活躍の著しい田中剛厩舎所属のビービースカット。厩舎移籍後の前走で念願の障害初勝利。以前から障害未勝利で好走はしていたが障害に強い厩舎に移籍したことで更に力を付けてきている。田中剛厩舎の開業以来の重賞成績は(6,1,1,1)という極めて優秀な成績であり、回収率も単勝635%、複勝243%と馬券的にも魅力である。平地、障害に拘らず重賞に出走させるからには勝算があって出走させているのだろう。勝てない様な馬は重賞を使ってこない厩舎なので、重賞に出す以上は勝負がかりであると思われる。

　その他では当日は雨が降るとのことで不良馬場で好走実績があり大崩れしないタイプのトウシンボルトを三番手評価とする。また、前走圧勝で落馬した初戦以外は障害では底を見せていないデンコウオクトパスも人気だが抑えておく。