このレースの一つ前に行われる安田記念とは対称的に１番人気の信頼度が高く、堅めに決まることが多いレースである。今年は安田記念ほどではないにせよ人気が割れている。安田記念の様にどの馬が来ても全然おかしくないような状態ではなく、上位馬が拮抗している状態なので上位陣で決まる可能性が高い。

　本命は人気は割れているが前売り１番人気のストローハット。前走は500万条件ながら初ダートで３馬身差の圧勝。高いダート適性を見せた。ダートでは底を見せていない馬であり、馬場状態こそ異なるとはいえ同コースで行われたオープン伏竜Ｓより1.3秒上回るタイムで圧勝である。ダート経験は少ないものこのメンバーの中でも屈指の適性を持っている。

　対抗は兵庫チャンピオンシップの覇者オースミイチバン。この馬も２走前の500万条件で見せたパフォーマンスはかなりのものがあり、更にその勢いで重賞を圧勝した能力の高い馬である。

　▲は少々穴っぽいところを狙ってシンボリエンパイア。前走は減量騎手起用の効果もあってか、このレースと同じコース東京ダート1600mの500万条件を５馬身差の圧勝。中山では不発だが、東京ダート1600mでは２戦２勝。しかも共に２着に２馬身半以上差を付ける圧勝である。コース適性が高いと思われるので穴として狙ってみよう。

　その他では昇竜Ｓ勝ち馬レッドクラウディアと伏竜Ｓ２着のキングブレイクといったオープン実績馬を押さえておこう。