勝ったのはコスモオオゾラ。道中は５番手あたりに付けて直線入り口で前が綺麗に開いた幸運もあったが、その一瞬のチャンスを物にして抜け出してきた。最後は後続に１馬身以上差を付けて快勝。昨年の中山グランドジャンプの勝利騎手と一昨年の中山大障害の勝利調教師の組み合せであるが、このコンビがクラシックに向けて名乗りを挙げた。障害ではお馴染みの２人だが高橋義調教師は障害ではＧＩトレーナーだが平地重賞は初勝利で、柴田大騎手はエアガッツ以来14年ちょっとぶりの平地重賞勝ち。また、ディープインパクト産駒を始めとしたサンデー系の種牡馬の活躍が目立つクラシック路線でロージズインメイという渋めの血統の馬が有力候補に踊りでたのも感慨深い。マイネル・コスモ初のクラシックホースを目指して頑張って欲しいものである。

　２着は人気どころの馬で唯一力を発揮できたトリップ。前目に付けたのが功を奏したのだろう。勝ち馬とは末脚が違っていたが２着を確保。

　我が本命エキストラエンドは４コーナーで大外を回ったが、距離ロスだけではなくゴチャ付いたダンゴ状態の馬群の中で他馬と接触する不利。枠順が大外なのでこういうレース運びになるのは仕方ないだろう。４コーナーで馬群が固まっていたのが不運だった。最後は良い脚を使っていたのだが。

　その他でもフェノーメノ（６着）、アダムスピーク（８着）、ジョングルール（９着）と人気馬が勝負どころで動くに動けず敗れ去っている。これらの馬は今回は参考外と見ていいだろう。

　弥生賞がこんな感じのレースだったので牡馬クラシック路線は混沌としていて分からなくなってきた。

外れ