本命はこのコースが得意な種牡馬キングカメハメハの産駒で、このコースが得意な岩田騎手が騎乗するラブリーデイ。前走の朝日杯は流れに乗れなかったが、京王杯２歳Ｓで２着に好走した実力馬である。カオスモス、コパノリチャードといった２強が注目されているが、ラブリーデイもその２頭と比べて遜色ない馬である。２強に次ぐ３番人気となっているが、流れが向かなかった朝日杯の敗戦で人気を若干落としているようなのでこの馬から入りたい。

　対抗は２強の一角カオスモス。コパノリチャードとは千両賞で直接対決をして、１馬身1/4先着している。同距離の重賞シンザン記念では４着だったが、半馬身前にいた３着馬タマモベストプレイはその後きさらぎ賞を勝っている。レベルがそれなりに高かったレースといえるだろうし、少なくともここよりはハイレベルなレースだった。シンザン記念で４着ならこのメンバーでは連対できるだろう。

　２強のもう一角コパノリチャードは直接対決でカオスモスに敗れているし、前走は強い勝ち方とはいえ500万条件戦なので消すこととする。人気が無かったら「買い」なのだが、人気になりすぎているので配当的なことを考えると今回は見送りが賢明だ。

　穴として狙ってみたいのがタガノエンブレム。カオスモスを消した理由である「千両賞で敗れて前走は500万を勝っただけ」というのがこの馬にもまさに当てはまり、しかも千両賞ではカオスモスにはるか及ばず500万も平場をハナ差でやっと勝っただけなので、配当を考えるとカオスモス以上に不要な馬なのだが、配当を考慮して勝ってみる。前々走あたりから差しに脚質転換を図っており、前走はその差し脚が決まった。人気馬が前に行く馬ということを考えると展開が向くだろう。人気も無いので一応押さえよう。