本命は中山牝馬Ｓの勝ち馬マイネイサベル。テレグノシス産駒らしく末脚の持続力を活かしたレースをする馬なので、東京や新潟のほうが向いていると思っていたのだが、中山でも見事に重賞を制覇した。今回は更に直線が短い福島でのレースであるが、勢いにのる今ならチャンスはあるだろう。特にこのレースは中山牝馬Ｓ好走馬が好走する傾向にあるので、ローテーション的にも魅力だ。昨年のこのレースは５着だったが、勢いにのる今年は期待できそう。

　対抗は昨年の勝ち馬オールザットジャズ。昨年勝ってるのだからもちろんコース適性は問題ない。前走の中山牝馬Ｓでは３着と好走。今年は前走に引き続きC.デムーロ騎手が騎乗であり鞍上の腕にも期待できる。

　穴として１頭スピードリッパーを狙ってみよう。準オープンも勝てない状況が続いているが、鞍上の伊藤工真騎手は福島ではベタ買いしていると大幅プラスな騎手である。見習騎手時代はパッとしない騎手なのに、減量特典の取れた昨年あたりから急に活躍し始めた。地味な印象だし減量があっても勝てないイメージがあるので人気にはならないが、回収率的にはかなりおいしい騎手である。特に福島と小倉では。この馬では中山の準オープンで３戦連続２桁着順といいところが無いが、得意な福島での変わり身に期待したい。