昔は日本一堅い重賞と言われていた阪神大賞典であるが、近年はそこまでではなくなっている。大荒れとなることは無いが、昔ほどガチガチではなくなってきている。しかし、今年は９頭立ての少頭数。しかも、上位３頭の実力が突出している。となれば今年は昔のようにガチガチに堅いだろう。

　本命は昨年の二冠＋グランプリ馬ゴールドシップ。実力的にこの馬が抜けているし、菊花賞を勝った実績があるのだから距離適性ももちろん問題ない。グリグリの１番人気で配当的には期待できないが、これは頭で狙うしかないだろう。

　問題は相手をどうするかだ。三強の残り２頭であるベールドインパクトとデスペラードを狙えばいいのではと思うが、両方狙うと儲からないので片方に絞りたい。２着付けで狙うのはベールドインパクトの方。鞍上の福永騎手は無理に勝ちに行くよりも、着実に２着を拾いに行くタイプである。頭で狙うのは難しいが、堅実に馬の能力を発揮させてくれるので、こういう時の２着は狙いやすい。無理にゴールドシップを負かしに行かなければ２着は拾えるレースであるし、こういう時に着を拾いに行くタイプが鞍上なので狙ってみよう。

　馬単だと儲からないし、上位と下位の差が大きいのでさらに絞って三連単で狙ってみる。３着付けはデスペラードがもちろん第一候補だが、高齢馬ながらたまに目の覚めた様な好走を見せる実績馬トウカイトリックも侮れない。トウカイトリックも穴で狙ってみよう。ベールドインパクトが来なかった時に備え、ゴールドシップ→デスペラード→トウカイトリックも押さえておく。