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2013年12月 1日(日) 5回阪神2日目 15:40発走
11R 第14回ジャパンカップダート
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

 今年で14回目を迎えるジャパンカップダートであるが、この名前で行われるのは今年が最後になりそうである。来年からは中京に場所を移して「チャンピオンズカップ」と名称も変更になる。そしてJRAのお知らせによると「日本調教馬を中心としたダート最高峰競走としての位置付けを明確にする」そうで、国際招待競走から単なる国際競走になるそうだ。「ジャパンカップのダート版」として創設されたが、そのような意味での競走は今年が最後だ。

 このレースは1番人気は堅実だが、2〜3番人気が来ないことが多く紐荒れの傾向にある。1番人気馬は軸として信頼したほうが良い。

 というわけで本命は断然の1番人気になるであろうホッコータルマエとする。昨年レパードSを勝ってからは馬券圏内を外さない堅実ぶり。特に古馬になってからは好調で、重賞5連勝を含む7戦連続連対中である。前走のJBCクラシックでも強豪を相手に圧勝劇を演じた。ダートでは向かうところ敵無しと言って良い。ここもあっさり勝つだろう。

 問題は相手をどの馬にするかである。紐荒れの傾向にあるので穴っぽいところを中心に狙いたい。

 相手筆頭はインカンテーション。シニスターミニスター産駒はダートでの回収率が高く、よく穴を開ける。阪神ダート1800mコースでも過去3年の回収率が単複ともに150%前後だ。勝率や連対率も出走馬の種牡馬の中では最も高い。馬自体は今年レパードSを勝った3歳チャンピオンであり、暮れも押し迫るこの時期だと更なる成長も期待される。前走のみやこSも勝ちに等しい2着であり、今なら古馬相手でも互角に戦えるだろう。

 その他、昨年の勝ち馬で連は外さない安定感のあるニホンピロアワーズが意外に人気が薄いので狙ってみよう。

 それから前述のシニスターミニスターと同じエーピーインディ系のTapitを父に持つテスタマッタも狙い目だ。Tapitも出走回数こそ少ないがこのコースでの回収率が高い…と思ったら勝ったのは一昨年のマーチSのテスタマッタだった。昨年のフェブラリーSを勝った馬が前売り最低人気は美味しすぎる配当なので押さえておこう。

 もう1頭エーピーインディ系というと外国馬のパンツオンファイア。名前以外はあまり注目されていないが、エーピーインディ系の馬は日本のダートで穴を開ける可能性があるので押さえておきたい。勝てばスポーツ紙の見出しで「パンツ大穴」などと書かれるだろう。ちなみに馬主は「G.ホール&L.ホール」。まさに穴に相応しい名前だ(笑)。

 あとはホッコータルマエに南部杯で勝ったエスポワールシチーも往年の力は衰えておらず、それなりの人気だが押さえておきたい。こちらは前走JBCスプリントを制している。JBCクラシックとJBCスプリントの中間の距離で行われるダート最強馬決定戦がその両者の勝ち馬で決まれば面白い。

結論
[馬連]
06-(04,14) ・・・1000pts
06-15 ・・・ 500pts
06-10 ・・・ 400pts
06-16 ・・・ 100pts
B馬名性齢騎手斤量
1 1 ローマンレジェンド 牡5 岩田康誠57
B1 2 グレープブランデー 牡5 M.デムー57
2 3 メーデイア 牝5 浜中俊 55
2 4エスポワールシチー 牡8 後藤浩輝57
3 5 クリソライト 牡3 内田博幸55
3 6ホッコータルマエ 牡4 幸英明 57
4 7 ブライトライン 牡4 福永祐一57
4 8 ワンダーアキュート 牡7 武豊 57
5 9 ナイスミーチュー 牡6 小牧太 57
510$パンツオンファイア 牡5 *G.スティ57
611 ソリタリーキング 牡6 *戸崎圭太57
612 ベルシャザール 牡5 C.ルメー57
713 グランドシチー 牡6 津村明秀57
714ニホンピロアワーズ 牡6 酒井学 57
815インカンテーション 牡3 大野拓弥55
816$テスタマッタ 牡7 *D.ホワイ57

レース後のコメント

 4コーナー過ぎでホッコータルマエが抜け出して、内には逃げたエスポワールシチーが粘っていて外から3番手に付けたニホンピロアワーズが上がってきた時は「獲った」と思ったのだが、そこから差し馬が台頭した。ペルシャザールとワンダーアキュートだ。ホッコータルマエはそれら2頭に次ぐ3着だった。前が粘りやすい地方交流重賞を見慣れてるから、先行馬中心の予想となって差し馬はノーマークになっていたのだが、ペルシャザールの差し脚は見事だった。

 勝ったペルシャザールは日本ダービー3着馬だが、ダートの転向してからの安定ぶりが凄い。ダービーで好走しただけにダート転向が遅くなったが、ダートに転向してからは充実している。ついにGI馬に輝いた。

 ワンダーアキュートは3年連続の2着。フェブラリーステークスでも2年連続3着しており、今一歩のところで中央GIに手が届かない。昨年のJBCクラシックはぶっちぎりで勝ってるのに。

 ホッコータルマエも実は2年連続3着。3歳だった昨年は発展途上だったので3着でも「よく頑張った」だったのだが、その後本格化して勝ちまくっている今年は物足りない。ラスト100mのところでふわっとなって差し馬の台頭を許してしまった。

 結局上位3頭は去年と1着が替わっただけである。昨年の覇者ニホンピロアワーズはブライトラインにも交わされ5着と掲示板がやっとだった。休み明けというのが響いたのか。

 ちなみに外国馬パンツオンファイアは最下位。パンツが穴を開けるどころかケツでビリビリにやぶれた。

外れ



2013年12月 1日(日) 5回阪神2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第14回ジャパンカップダート
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
612 ベルシャザール牡5C.ルメー 57 1.50.413-09-08-0636.1 38.4538 +2(栗)松田国英13000
48 ワンダーアキュート牡7武豊 57 1.50.4クビ10-09-10-1035.9 615.7522 +3(栗)佐藤正雄5200
36ホッコータルマエ牡4幸英明 57 1.50.5 1/202-02-02-0236.6 11.9506 -2(栗)西浦勝一3300
47 ブライトライン牡4福永祐一 57 1.51.0305-06-06-0636.8 723.1528 +6(栗)鮫島一歩2000
714ニホンピロアワーズ牡6酒井学 57 1.51.21 1/402-03-02-0237.2 513.4540 +8(栗)大橋勇樹1300
713 グランドシチー牡6津村明秀 57 1.51.215-16-16-1536.215115.8492 -6(美)相沢郁 
24 エスポワールシチー牡8後藤浩輝 57 1.51.4101-01-01-0137.6 410.1506 0(栗)安達昭夫 
816テスタマッタ牡7D.ホワイ 57 1.51.4クビ15-14-10-0837.016192.4516 +1(栗)村山明 
611 ソリタリーキング牡6戸崎圭太 57 1.51.4ハナ13-12-13-1336.71274.0462 -3(栗)石坂正 
1023 メーデイア牝5浜中俊 55 1.51.402-03-04-0437.31374.8506 +2(栗)笹田和秀 
1112 グレープブランデー牡5M.デムー 57 1.51.61 1/405-06-10-1037.11143.0524-10(栗)安田隆行 
1259 ナイスミーチュー牡6小牧太 57 1.51.7 3/411-12-13-1437.11481.5520 +4(栗)橋口弘次 
1311 ローマンレジェンド牡5岩田康誠 57 1.51.8 1/209-09-08-1037.4 26.3512 -2(栗)藤原英昭 
14815インカンテーション牡3大野拓弥 55 1.52.01 1/405-03-04-0437.9 935.9486 0(栗)羽月友彦 
1535 クリソライト牡3内田博幸 55 1.52.1 1/205-06-06-0837.9 829.5508 +8(栗)音無秀孝 
16510パンツオンファイア牡5G.スティ 57 1.52.73 1/211-14-15-1637.71040.5544 [外]ブリーン 

LAP 12.4-11.0-13.4-12.4-12.4-12.2-12.0-12.0-12.6
通過 36.8-49.2-61.6-73.8  上り 73.6-61.2-48.8-36.6  平均 1F:12.27 / 3F:36.80
単勝  12 \840
複勝  12 \250 / 8 \260 / 6 \110
枠連  4-6 \2,490 (11)
馬連  08-12 \4,850 (13)
ワイド 08-12 \1,360 (14)/ 06-12 \380 (3)/ 06-08 \340 (2)
馬単  12-08 \9,810 (30)
3連複 06-08-12 \2,160 (4/560)
3連単 12-08-06 \24,440 (70/3360)

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