１番人気の連対率はここ10年で２割だが、２番人気の連対率は６割。しかもこの６年に限れば２番人気は５連対。１番人気馬が崩れることが多い割には堅めに決まるレースだ。

　本命は２番人気になると思われるリグヴェーダ。ゴールドアリュールの下のディープインパクト産駒という良血である。500万条件を勝って京都新聞杯に臨む池江厩舎のディープインパクト産駒といえば昨年の勝ち馬トーセンホマレボシと同じパターンだ。同じディープインパクト産駒でもキズナのようにすでに賞金が十分ある馬よりも、500万を勝ったばかりの馬の方が賞金を上積みのために目一杯仕上げてくる可能性が高い。池江厩舎は京都芝2200mコースではベタ買いしていてもプラスの厩舎でもあり、リグヴェーダを積極的に狙っていこう。

　相手筆頭はマズルファイヤー。京都芝2200mコースの過去３年の成績を見ると勝ち星こそディープインパクト産駒が群を抜いているものの、勝率ベースでも回収率ベースでもホワイトマズル産駒の方が上である。しかも、逃げ・先行馬に乗せれば力を発揮する和田騎手騎乗で最内枠を引き当てた。前走こそゲートを潜ったりでスタートが悪く後方からのレースとなってしまったが、もともとは逃げ馬できさらぎ賞でも逃げ粘って２着だった。逃げ馬が得意な和田騎手になっり、しかも逃げるには有利な内枠を引いたということで注目してみよう。

　その他では１番人気で実績上位のキズナと、１勝馬なので分が悪いがおじにオレハマッテルゼ、おばにエガオヲミセテがおり近親にエアグルーヴ等もいる良血ハッピーモーメントを押さえておく。