2006年にハンデ戦に変わってから荒れることが多くなったマーメイドＳである。昨年は１番人気のグルヴェイグが勝ち、ハンデ戦になって初めて１番人気馬が馬券になったが、その馬の前走は1000万条件で斤量は53kg。オープンでは実績の無く斤量もそれほど重くない馬だった。荒れるのが基本で、たまに人気馬が来るのも斤量が重くない場合に限られる。軽ハンデ馬を穴狙いで狙ってみるのが良いだろう。

　本命は斤量49kgの３歳馬エイシンラトゥナ。前走は初ダートで出脚が付かなかったが、芝に戻った今回はいつもの様に前に行くであろう。「ハンデ戦は軽ハンデの逃げ馬を狙え」のセオリー通りにこの馬を狙おう。鞍上が酒井騎手なのも魅力。酒井騎手は地味な騎手だが、軽斤量でも乗れる騎手の中ではかなり上手い騎手であり、ハンデ戦で軽ハンデで穴を開けることが多い。馬券的においしい騎手だ。今回は軽斤量の馬が回ってきて、しかもそれは未知の魅力のある３歳馬なので狙ってみよう。前走叩き台のダート戦での惨敗で必要以上に人気を落としているのもおいしい。

　どの馬にもチャンスがあるので相手は総流しとする。