今年のマイルＣＳは確たる中心馬がおらず人気も割れており混戦模様である。人気で決まることが多いレースで例年１番人気馬が好走しているが、今年の様なメンバーだとそこまでこだわる必要はないだろう。そもそも最終的にどの馬が１番人気となるかも分からないし。

　本命は前走富士Ｓを制覇したダノンシャーク。昨年のこのレースは６着だったが、年明けに京都金杯を勝つとマイル路線で全て馬券に絡む安定した成績を残している。このメンバーなら初ＧＩ制覇のチャンスだ。

　対抗はリアルインパクト。３歳時に安田記念を買ったのだが、その後低迷していた。しかし、前走の富士Ｓでは休養明けで58kgを背負いながら２着に好走。復活の兆しを見せている。能力の高い馬が調子を戻してきたので狙ってみよう。

　あとはマイルでの好走が多いグランプリボス、スワンＳ２着のダイワマッジョーレといった矢作厩舎の２頭を狙ってみよう。

　それから昨年はデビュー以来５連勝でＮＨＫマイルや毎日王冠を勝ったが、今年に入ってダートを使ってから迷走しているカレンブラックヒルもこのコースが得意な岩田騎手への乗り替わりで期待できそう。ちなみに岩田は京都芝外1600mでの回収率が100%を超えており馬券的にも美味しい。

　特に中心となる馬がいないので、上記５頭のボックスで勝負しよう。

　人気のトーセンラーは長い距離で実績を残して来た馬でありマイルのＧＩで通用するかは微妙なので無印とする。人気し過ぎなので馬券的に美味しくない。