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2013年 3月23日(土) 3回中山1日目 15:45発走
11R 第61回日経賞
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2500m 14頭立

 昨年のJC以来の出走となるフェノーメノが人気になっているが、このレースの過去10年間の連対馬20頭のうち15頭が年明け初戦ではなく、残りの5頭は有馬記念1〜4着馬である。つまり、休み明けの馬は来ないということである。長くても有馬記念以来。4ヶ月ぶりの出走となるフェノーメノは休み明けの割には過剰に人気になっていて、危険な人気馬の匂いがプンプン漂っているので今回は消しとしよう。

 レース間隔として「ギリギリ許容範囲」な有馬記念は、逆にそこで活躍した馬が日経賞でもやって来る。有馬記念1〜3着馬の日経賞での成績は過去10年[3,2,0,0]。連対率パーフェクトだ。同じコースで行われるGIの好走馬は適性も十分なので「買い」ってことだろう。ちなみにその3勝の中には阪神で代替開催だった11年のトゥザグローリーも含まれている。

 とにかく有馬記念上位馬は「買い」である。というわけで本命は有馬記念2着のオーシャンブルー。有馬記念では人気薄ながら上位人気馬3頭の間に割って入る2着と大健闘。出遅れても2着に食い込む健闘ぶりだ。時期が変わったばかりの金鯱賞を勝ったばかりで未知数なところがあったので人気は無かったが、重賞でそれだけの活躍ができるのだから力はあるのだろう。今回池江厩舎は2頭出しで臨む。勝負がかりである可能性が高い。同じ中山芝2500mの有馬記念でゴールドシップの2着だったオーシャンブルーを本命にしよう。

 対抗はもう1頭の池江厩舎の馬ダノンバラード。大崩れしない馬だし、前に行きそうなのが他にネコパンチぐらいしかおらず流れは落ち着くだろうから、番手辺りに付ければそのまま粘りこむ可能性がある。展開面を考えればこの馬だ。

 上記の通り池江厩舎の馬2頭を中心とするが、相手には3連勝中の勢いに乗るアドマイヤフライト、重賞でも大崩れしないムスカテール、昨年の覇者であり昨年ほど配当はおいしくないが展開が向きそうなネコパンチ、穴としては高齢だが実績はあり一発もあるマイネルキッツを押さえよう。

結論
13-(05,08,12) ・・・ 600pts
05-(08,12) ・・・ 300pts
13-(07,11) ・・・ 200pts
05-(07,11) ・・・ 100pts
B馬名性齢騎手斤量
1 1 カポーティスター 牡4 高倉稜 56
2 2 ロードオブザリング 牡6 *北村宏司56
3 3 トウカイメロディ 牡6 *田辺裕信56
3 4 タッチミーノット 牡7 横山典弘56
4 5ダノンバラード 牡5 *戸崎圭太57
4 6 メイショウカンパク 牡6 *柴田善臣57
B5 7マイネルキッツ 牡10 三浦皇成57
5 8アドマイヤフライト 牡4 福永祐一55
6 9 トランスワープ セ8 大野拓弥56
610 サイモントルナーレ 牡7 *松岡正海56
711ネコパンチ 牡7 江田照男57
712ムスカテール 牡5 *内田博幸56
813オーシャンブルー 牡5 *C.デムー57
814フェノーメノ 牡4 蛯名正義56

レース後のコメント
 今年も昨年に引き続きネコパンチが逃げる。1000m通過は61秒3。昨年ほど極端ではないものの、数字だけ見ても遅めのペースだ。離して逃げていたので、2番手以下の馬にとっては実質的にもっと遅いペースだろう。しかし、今年のネコパンチは3コーナーあたりが限界。後続に並びかけられ、最終的にはビリ。一か八かの馬なので極端な結果になるのは想定内だろう。

 その実質的にかなりのスローな流れの中で、好位に付けた馬が直線で抜け出してワンツーを決めた。1番人気のフェノーメノが勝ち、2着はカポーティスター。展開が向いたといえばその通りかもしれないが、早めに仕掛けたマイネルキッツは失速して5着。3コーナーあたりから前が目まぐるしく入れ替わる展開だったので、好位に付けてたとはいえ抜け出すタイミングが難しかっただろう。うまくタイミングを見計らって抜け出した蛯名騎手と高倉騎手の好騎乗だ。

 過去の傾向からは休み明けは来ないレースの筈だが、JC以来の出走のフェノーメノはデータに反してしっかりとやって来た。3歳秋に古馬相手にGIで善戦していた馬だが、古馬になって本格化して来たのだろう。

 2着のカポーティスターは日経新春杯勝ちがあるものの、ハンデに恵まれての勝利だと思っていたのでノーマークだった。別定戦でもここまでやれるとは、意外に実力もあるということだ。

 私が軸にしたオーシャンブルーは9着、ダノンバラードは7着に敗退。共に後ろからのレースで、直線でも伸びなかった。展開が不向きだったのが大きな敗因だろう。同じく後方にいたムスカテールが3着と好走しているが、その馬はスローペースに見切りを付けたのか向正面では上がっていっていた。その辺の騎手の判断で差が付けいたのかもしれない。というより厩舎2頭出しなんだから、先行実績のあるダノンバラードをもっと前に行かせて、ムスカテールに有利な展開を作れば良かったのに、何故そうしなかったのだろう?結果的に速くならなかったとしてもダノンバラードが好走できるだろうから共倒れだけは防げた筈なのに。

外れ



2013年 3月23日(土) 3回中山1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第61回日経賞
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2500m 14頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
814フェノーメノ牡4蛯名正義 56 2.32.004-03-05-0434.3 12.0494 +2(美)戸田博文6000
11 カポーティスター牡4高倉稜 56 2.32.21 1/203-03-04-0334.7 936.2512 -6(栗)矢作芳人2400
712ムスカテール牡5内田博幸 56 2.32.4111-10-06-0634.6 716.9480-14(栗)友道康夫1500
34 タッチミーノット牡7横山典弘 56 2.32.61 1/405-05-08-1134.7 37.1504 0(美)柴崎勇900
57マイネルキッツ牡10三浦皇成 57 2.32.81 1/407-06-02-0135.711134.6506 +2(美)国枝栄600
58アドマイヤフライト牡4福永祐一 55 2.32.8クビ10-10-11-0934.7 411.1524 -4(栗)橋田満 
45ダノンバラード牡5戸崎圭太 57 2.32.9クビ07-08-08-0635.0 615.7480 0(栗)池江泰寿 
46 メイショウカンパク牡6柴田善臣 57 2.33.2211-10-10-0935.21083.1484-18(栗)荒川義之 
813オーシャンブルー牡5C.デムー 57 2.33.2クビ13-13-11-1235.1 24.7440 +2(栗)池江泰寿 
1022 ロードオブザリング牡6北村宏司 56 2.33.3 1/202-02-02-0236.113266.1506 -4(栗)笹田和秀 
1169 トランスワープセ8大野拓弥 56 2.33.3ハナ09-08-11-1235.2 511.7528-12(美)萩原清 
1233 トウカイメロディ牡6田辺裕信 56 2.33.5105-06-06-0635.712236.8458+14(栗)野中賢二 
13610 サイモントルナーレ牡7松岡正海 56 2.34.2414-14-14-1435.614456.2462 +4(美)田中清隆 
14711ネコパンチ牡7江田照男 57 2.35.0501-01-01-0438.0 831.0478-12(美)星野忍 

LAP  6.8-11.5-12.2-12.0-12.4-12.8-12.7-12.3-12.3-12.0-11.6-11.7-11.7
通過 30.5-42.5-54.9-67.7  上り 71.6-59.3-47.0-35.0  平均 1F:12.16 / 3F:36.48
単勝  14 \200
複勝  14 \120 / 1 \700 / 12 \350
枠連  1-8 \2320 (7)
馬連  01-14 \4080 (15)
ワイド 01-14 \1600 (19)/ 12-14 \660 (6)/ 01-12 \3890 (30)
馬単  14-01 \5420 (19)
3連複 01-12-14 \11320 (36/364)
3連単 14-01-12 \48630 (150/2184)

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