今年は８頭立ての少頭数と寂しいメンバー構成となってしまった。

　そのメンバーの中で唯一の３歳馬であるセレブリティモデルを本命としよう。ここ数年のクイーンＳは３歳馬の活躍が目立っており、2007年以降は３歳馬の出走が０だった2009年を除き毎年連対している。斤量の恩恵があるのだろう。セレブリティモデルは前走のオークスは惨敗だったものの、2000m以下のレースに限れば安定した成績を残している。オークスで騎乗した田中勝春騎手のコメントでは「ＧＩの雰囲気に呑まれている感じだった」とのことだが、他の2400mのレースでも着外だったので距離適性が向いていなかったのも敗因だろう。ベストな距離の1800m〜2000mなら重賞でも勝負になる筈だ。古馬相手でも斤量差を活かして上位に食い込み、弾みをつけることに期待。

　相手は古馬になってからは重賞実績がなく近走も凡走続きのスピードリッパーを除くすべての馬に流す。少頭数ではあるものの混戦模様なのでほとんどの馬にチャンスはあるだろう。